2018/12/27
新川理沙
旦那と喧嘩をしてしまった場合、内容の重さによっては深い溝を生みかねませんので注意が必要ですよね。今回は、旦那と夫婦喧嘩をしてしまう理由やNG行動、仲直りまでの期間や方法などご紹介しますので、喧嘩まっただ中の方はぜひ参考にしてみてください!
旦那・夫と喧嘩してしまうと、場合によっては深い溝を生んでしまったり、精神的に大きな負担になります。旦那・夫との喧嘩はうまく仲直りすることが大切です。
仲直り方法はたくさんありますが、どれも共通する気持ちは、相手が大切ということです。
いざこざは、人間同士関わっていくとどうしても起きるものです。
人間は生まれて育った環境からの価値観でできています。たくさんの人がいるこの世界、意見や価値観の違いでぶつかるのは当たり前です。では、その時にどうしたらいいのか、とても難しい問題のように感じます。
けれど、それは「謝る」ただそれだけなのです。そんな簡単なことが、なぜみな出来ないのでしょうか。
どんなに複雑で難しい喧嘩も、全ては謝ることから始まります。ムカつくから謝りたくない!私は悪くない!そう思いますが、それは相手も同じことです。
自分の視点からしか物事をみていないと、相手の気持ちをわかろうとする思いやりもかけていきます。常に客観的に自分を見つめなおすことも、素直に謝るようになれる近道なのです。
けれども、年を重ねていくとどうしてもプライドや意地によって謝ることのハードルが高くなっていきます。小さい時は、「悪いことをしたら謝りなさい、喧嘩をしたらどちらが悪くないなんてことはない」とよく幼稚園の先生や親に言われたものです。
そしてその時は、少し膨れながらも謝っていました。それは、相手と仲直りしたいと純粋な気持ちのほうが、プライドや意地よりも勝っていたからなのです。
直接謝るのが恥ずかしい時は、手紙やメールといった方法もとれます。現代にはたくさんのコミュニケーション手段があります。
それを使わない手はないのです。昔は遠い場所にいる人に手紙を書くことは、とても難しいことでした。
飛脚といって、書物や金銭、貨物を輸送する人たちを雇い、手紙を届けていたのです。
なので昔は、喧嘩別れなどはたくさんあったといいます。
それほどまでに、仲直りのハードルは高いものでした。
けれど今はどうでしょうか。SNSにメール、最短で翌日に届く手紙、数多くの伝達手段があります。この時代に生まれたからこそ、活用できるものはしていくべきです。
けれども、何でもかんでも謝って解決しようとすればいいかというとそういうわけではありません。
そもそもどうして旦那・夫と喧嘩してしまうのでしょうか。
まずは夫婦喧嘩の原因についてご紹介します。
旦那・夫との喧嘩の原因の一つ目は、育ってきた環境の違いです。生活の環境は、育ってきた家庭によって様々です。食器の後片付けや、トイレの蓋を閉めるか閉めないかなど小さなことから、子育てや義父母に関する大きなことまで、考え方は違って当たり前です。
普段は譲歩しながら生活できていても、イライラが募っている時や
どうしても譲れないことがあった時に喧嘩に発展してしまうこともあります。
自分にとっては当たり前であっても、相手にとってはそうではなかったり、常識と思っていたことが実は非常識であったり、自分は何気なく言ったことでも、相手には傷つく言葉であったり、それは全て、育ってきた環境の違いによるものなのです。
ではその環境の違いをどうやって乗り越えていくか、そこが重要です。
でも、それは簡単です。思いやりをもつこと、そして物事を柔軟に吸収していく力、必要なのはこれだけなのです。
旦那・夫との喧嘩の原因の二つ目は、コミュニケーション不足です。
現代人は、昔と比べだんだんと忙しくなっているといわれています。
日々の家事や仕事におわれ、時間が足りないと感じることもあります。
そこに子育てや同居問題などが加われば、ますます時間は足りません。
そんななか、本来大切にすべき夫婦間のコミュニケーションをとる時間も、忙しさに追われとれずに過ぎていき、知らない間に溝ができてしまいます。
そしてその溝は、知らない間に深くなっていき、ほんのささいな一言でその溝から大切な関係が崩れ落ちていくのです。コミュニケーションとは、それほどまでに大切で、相手を理解するうえで必要不可欠です。
また、コミュニケーションのとりかたは、時間があればいいというものでもありません。
まずは、相手に興味を持つこと、そして相手に好意をもってもらうことが大切です。
少ない時間のなかでも、相手に心を開いてもらうことこそ、コミュニケーションをとるのには重要です。コミュニケーションの取り方が上手な人は、相手を安心させる工夫を無意識に行っていることが多いのです。
旦那・夫との喧嘩の原因の三つ目は、お金に関することです。
夫婦といえども、もとはといえば赤の他人。
育ってきた環境が違えば、価値観も違うのが当然です。
夫婦でよく話し合い、お互いの価値観を知って譲歩しあうのがベストですが、お金に関することだとシビアになって当たり前、デリケートな問題だけに、喧嘩も長引きます。
毎日の家計簿をつけたりして、家計を管理している家庭も多いと思いますが、そんななかどちらか一方がお金にだらしなかったら、頑張ってやりくりしている人は嫌ですよね。
では逆に、お金に厳しすぎるのはどうでしょうか。今日は何を買ったかいくら使ったかなど、細かすぎる家計管理も息が詰まるでしょう。
いくらお互いに頑張っても、家計が赤字だと心の余裕はなくなって当然です。
その結果、ささいなことが気にかかり相手へのフラストレーションへと変わっていくのです。
一緒に生活をするようになると、相手の欠点ばかりが見えてしまうものです。
結局はそれも価値観の違いに結びつくのかもしれませんが、それは相手にとっても同じです。自分にも欠点があることをきちんと自分と向き合い気づけば、相手の欠点に気づいたとしても寛大な気持ちでいられるものです。
相手の欠点を見つけたら、まずは自分も見つめなおしてみましょう。
また、もし欠点に気づいても指摘するのは間違っています。なぜならそれはすでに、あなたの価値観でしかないからです。
難しい話に感じるかもしれませんが、相手の欠点は長所にもなりえるということです。
例えば、「うちの夫はいつも何をするにも遅くて、見てるこっちがイライラするわ」
こんなことを思ったとします。
けれどこれは逆に考えると「いつも何をするにも慎重で、判断ミスが少なくて助かるわ」
もしくは「いつも何をするにも時間がかかるけど、そんな夫といると時間の流れが穏やかで、違う空間にいるみたいだし、安らげるわ」
こんなふうにも解釈することだって、できるのです。
怒りにまかせて、もう離婚よ!なんて、すぐに言葉にしてはいませんか?
自分としてはその時は本当に離婚してもいいと思っていても、それは喧嘩しているからで冷静になれていないことが大半です。最初のうちは優しく引き留めてくれていた夫も、そう何度もだと引き留めるのも大変で嫌気がさすかもしれません。
また、離婚というキーワードをだせば、駆け引きで相手を不安にさせられるし、反省させられると思う人もいるかもしれませんが、それは相手にとっては不安よりもストレスです。
何気ない一言でいったその言葉で、本当に離婚して後悔している人もたくさんいます。
また、何度も簡単に重要なキーワードをだすと、いざというときに本気にしてもらえなくなる危険性だってあります。
有名な話が、オオカミ少年です。
ウソップ童話で有名ですが、その内容はとても現実的なものです。
少年は嘘つきもので、村人たちに「オオカミがきたぞー」と嘘をつきます。大慌てできた村人をみて、少年は笑い転げます。そして何度もそんなことを繰り返していくと、だんだんと村人は駆けつけてこなくなります。少年がまた嘘をついていると、信じなかったのです。
そして、今度は本当にオオカミの群れが襲ってきました。
「オオカミがきたぞー」と何度も何度も叫びますが、誰も出てきてはくれず、とうとう少年と羊たちは襲われてしまったのでした。
この物語からわかるのは、やはり嘘はよくない、とくに相手の不安を掻き立てる嘘は、ということです。
これは一番やってはいけないことです。なぜなら、子供は夫婦喧嘩に一切関係ないからです。それが例え子供が関わることでも、結局は夫婦のコミュニケーション不足などが原因の喧嘩なので、子供を巻き込むこと自体ナンセンスです。さらには、子供を味方につけようとするのも、同じです。
子供からしてみれば、パパとママは大好きなのに、そんな大好きな人の悪口を聞けば、戸惑いますし、性格に悪影響を与えても仕方がないほどです。子供の前での喧嘩は、今ではモラハラにもなりえるそう。お子さんが成長したときに、ヒステリックになったり、自分を大切にできない子になってほしくなければ、注意したいところです。
よくネットの世界では、喧嘩の腹いせに夫に○●をした!などの投稿がありますが、
靴下を全て裏返した!など、可愛い嫌がらせならまだしも、弁当に梅干しだけ入れた、生活病にさせるためにカロリーの高いご飯をたくさん食べさせている、など健康に直接影響を与えそうな悪質な嫌がらせをしているかたもいます。
そんなことをしても、喧嘩をして嫌な気持ちは消えないですし、逆に相手との溝が増すばかりです。
喧嘩をすると、自分も謝りたいけれど相手が謝ってきたら!など、意固地になってくるときもありますよね。そんなときには、やはりきっかけが必要です。
どんなささいなきっかけでもいいのです。このきっかけ次第では、普段の夫婦仲も今まで以上によくなる可能性もあるのです。
結婚した時、あなたはどんな思いでしたか?
それはそれは幸せで、この人と一生一緒にいたいと、思ったことでしょう。
そんな時の、相手の欠点はどうでしたか?見えましたか?きっとその時も欠点はあったと思うのです。けれど気にならなかった、それはあなたが幸せで充実した毎日だったからでしょう。そして、その欠点すらも愛すことを誓い、結婚したのでないでしょうか。
相手の嫌なところばかり見えているときは、どうしてもいいところは探せません。
そんな時は、思い出を思い返してみましょう。自分の幸せだった頃の思い出です。
そこにはきっと、優しくしてくれた夫の姿があるはずです。もしくは、夫のことを知っている知人に、夫のいいところを聞くのも手です。そうすることで、夫を客観視でき、結婚当初の気持ちを思い出すことでしょう。
いくら話し合いをしようとしても、怒っているときはなかなかお互いなかなか冷静ではいられないものです。喧嘩を終わらせようと、解決方法を相手に提示しても、その感情には少なからず怒りが含まれています。それでいては、相手のふとした一言で、もっと喧嘩がヒートアップする可能性すらあります。自分が冷静だと思っていても、実はそうではないものです。一度は喧嘩そのものを終わらせるために、まずは謝ってしまいましょう。
ずっと一緒にいるからこそわかる、相手が喜びそうなことってありますよね。
ささいなことでもいいのです。それを、さりげなくやるのがポイントです。
たとえば、相手の好きな食べ物いっぱいのお弁当を作ったり、夕飯に好きなものを少し多めに作ったり、それらをさりげなくやることで、相手の気持ちをほぐしていくのも、有効です。
もし自分が悪くなくても、謝ることで相手も心を開き、こちらの解決方法や提示した案も受け入れてくれるようになります。
ここで大切なポイントは、仲直りした時に相手への愛情表現をすることです。
少しでもいいので、軽いボディータッチやハグなどをすると、人は心を見せてもいいかなと思えるものです。
実はこれは、簡単なようでほとんどの女性ができていないことです。それほど、女性は自分の時間をなくしてまで相手に尽くす傾向にあります。けれど相手からしてみれば、つまらなそうに元気のない妻を見るほど、悲しい気持ちになるものです。自分がハツラツと元気に過ごしていれば、それだけで相手の気持ちも晴れやかになるのです。
ぜひ、自分の時間を少しでも作り、自分を大切にしてあげてください。
これもとっても効果のあること。普段から夫婦の共通の趣味をしていれば、喧嘩をしても自然と趣味を一緒にする時間ができ、その結果いつのまにか仲直りしていた!なんてこともあるのです。そして共通の趣味は、コミュニケーションをとるという意味でも、非常に重要な役割をしてくれます。ぜひ二人で、新しい共通の趣味を見つけてみてください。
男性は誰しも、女性には頼ってほしい・甘えてほしい、そういった願望があります。
その願望を叶えてあげられるのは、あなただけです。普段は照れくさくて、もうそんなことできない雰囲気でも、喧嘩の時は自然にみえるので、オススメです。何より女性は、甘えて安心感を得ることで、女性ホルモンであるオキシトシン別名(幸せホルモン)も分泌されることがわかっています。自分にとっても相手にとっても素晴らしいことなのです。
ちょっとした喧嘩であれば、すぐに仲直りもできるかもしれませんが、大きな夫婦喧嘩ほど、仲直りに時間がかかるものです。一般的にどのくらいの期間で夫婦喧嘩が解消してるのでしょうか。半数くらいの一般家庭では、寝て起きたらもう仲直りしていた!ということが多いそうです。きっとこの喧嘩は、あまりことが大きくない喧嘩でしょう。
なんと、驚くべきことに25%の一般家庭では喧嘩直後に夫婦喧嘩を解消していることがわかりました。みなさん、喧嘩しても時間の無駄!それよりも楽しいことに!と思って居るのでしょうか。夫婦喧嘩は犬も食わない、とよく言ったものです。
こちらは残念なことに、喧嘩直後にすぐ仲直りする方と同じ割合で、長引く喧嘩をされてるかたもいるようです。長引けば長引くほど、きっかけを掴めず溝は深まってくばかり、ついには別居になんてこともありえます。できるだけ早く対処したいものです。
まず、喧嘩をしたらいったん違う部屋か、もしくは外にでかけます。
何も用事がなくても、その場に留まってはいけません。
外の空気を吸ったり気分を変えることで、怒っているのが馬鹿馬鹿しくなってきます。
日ごろから、夫からされて嬉しかったことを書き留めておくようにします。
なんでもいいです。例えば嬉しい言葉が書かれているラインなどを、保護しておくのもOKです。これは、相手の欠点ばかりを見えなくする手段にもとても有効です。
これは、実際にうちの夫が使う手法なのですが、私にはとても効果がありました!
例えば喧嘩の直後に、ご飯を食べながら子供と会話しているときです。
子供「パパ~このご飯美味しいね」
夫「うんそうだね。ママが作るご飯は世界一だね」
子供「パパ~私の事好き~?」
夫「もちろん!ママの次に愛してるよ」
こんな感じですが、これが私にはききました。まるでごめんねと、謝られているような気分になり、私も悪かったなぁ、そう思えたのです。これは、独り言や間接的に言うのもポイントなのかもしれません。
ぐっすり眠ったはずなのに、夢のせいで朝起きると嫌な気分で目が覚める時、ありますね。
そんな夢を見た日には、夢の事が気になって1日中考えてぼーっとしてしまったりします。夢というのは無意識にみてしまうものですが実は潜在意識の表れなどとも言われています。
夢占いをやったことがあるかたなら分かるかもしれませんが、安心してください。もし夫と喧嘩をする夢を見ても大丈夫です。実は喧嘩の夢は、幸運の訪れを予兆しているのです!
相手へ怒る夢も、実は相手と仲良くなることを暗示しているそうですよ!
これは非常に深刻なケースですが、まれにささいな夫婦喧嘩から離婚話になってしまう人もいます。その原因は、もともとの夫婦喧嘩の原因ではなく、ほとんどが喧嘩中の売り言葉に買い言葉が原因です。これほど、夫婦喧嘩にはなにもメリットがないことがよくわかりますね。けれでも、一度も喧嘩をしないのも、少し考え物です。理想は、何度か喧嘩をしながらお互い理解を深めていくことではないでしょうか。
うえにも書いたように、すぐに離婚をくちに出したり、結婚しなければよかったなどマイナスでしかない言葉を発すれば発するほど離婚には近くなってしまいます。それもそのはずです。言った方は気にしていなくても、言われたほうからしてみれば、とても重要なことだけに頭を抱えてしまうのです。
では、そんな時はどう対処したらよいのでしょうか。
喧嘩をしなければ離婚話にはなっていなかったというケースだと、お互いがまだ冷静にはなれていないでしょう。なのでここは、ゆっくり時間をかけて話し合う時間をもうけます。
それも、何回にもわけてです。この時、相手を問い詰めたりしてはいけません。なぜ無視をしたの?なんて責める言い方をしようものなら、相手はますます心を閉ざしてしまいます。
ここまでこじれてしまっては、一回の話し合いで両者が納得するのは難しいです。
それに、数回にわけることによって自然とコミュニケーションを取る事ができる時間ができます。その時間を利用し、もし本気で離婚したくないのであれば、離婚をしたくない、あなたが必要だと、その気持ちを伝えることが大切です。
マイナスな状態からプラスになるには、それ相応の努力が必要です。
きっと数々の言い合いで、相手の心も折れかかっているでしょう。
相手が言われて嬉しくなる言葉や、あなたと結婚して幸せです、ありがとうと感謝の気持ちを何度も伝えることで、相手に自信を与えるのも大切なことです。
生きていくと、人は選択する場面がいくつも与えられます。そこで何を選択するかによって、未来が変わるのです。
もしひとつ選択肢を間違えたと思っても、次にまた分岐点は訪れます。
その時になにを選択するか、それはあなた自身でありあなたの未来です。
喧嘩をする時間よりも、楽しく生きることに重きをおいて早めに仲直りすることを心がけましょう。そして10年、20年、30年と続く夫婦生活を素敵で誇りあるものにしましょう。
それは全て、あなた次第なのですから。
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