2018/12/27
新川理沙
2018/10/22 更新
あなたは「思いやりとは?」と聞かれて即答できますか?何気なく使っている言葉ですが、真の答えを出すのは難しいですよね。今回は思いある人や行動を具体的に参考にしながら、思いやりとは何か、思いやりをもつにはどうするかなどについて探っていきます!
みなさんは思いやりと聞くと、何をイメージしますか?
思いやりの意味と特徴をそれぞれ紹介していきますので、一緒に考えながら読んで頂けると嬉しいです。
それでは、思いやりの意味と特徴を紹介します!
思いやりとは、相手の気持ちを想像し心配りすることを言います。
思いやりのある行動をしても相手が思いやりと感じていなかったら、それは思いやりではありません。思いやりもどきです。
一方的に自分の気持ちを押し付けるのではなく、相手がなにを望んでいるのか心を配ることが思いやりになります。
思いやりには、良い印象を与える特徴があります。
優しさや気遣いなど、相手のことを思う温かい気持ちが、思いやりという言葉には詰まっています。そのため、思いやりはポジティブな場面で使われることが多いです。
「思いやりの心」はよく耳にしますよね。
思いやりの心をもちなさい、とつい口にした経験のある人もいるのではないでしょうか。
では、思いやりの心とは具体的にはどのような心のことをいうのでしょうか。
一緒に考えていきましょう!
思いやりの心には、ほっこりとした優しい気持ちが入っています。
思いやりを色に例えたら、私はオレンジ色やピンクなど、温かみのある暖色系の色を思い浮かべます。
相手のことを思う優しい心なので、思いやりの心には温かみがあります。
思いやりは、想像する気持ちが大切です。
自分の目線ではなく、相手の目線になって考えることが思いやりです。
答えはわからなくても、自分なりに精一杯想像をする心が、思いやりには必要不可欠です。
思いやりは、見返りを望みません。
純粋に親切にしたい、と思う気持ちが思いやりの心なのです。
相手に好かれたいから、お礼が欲しいから、といった下心のある状態ではなく、純粋に手を差し伸べたいと思う気持ちが思いやりの心になります。
思いやりのある人は、どんな行動をするのでしょうか。
特徴をみながら、思いやりのある行動を考えていきましょう!
思いやりは、相手の気持ちを想像することが大切でしたよね。
思いやりのある人は、想像力が豊かだといえます。言い方一つにしても、それを言われた相手の気持ちを考えることができます。
しっかりと要件を伝えることは大事ですが、それに加えて相手の気分が下がらない心配りを、思いやりのある人はしています。
思いやりのある人は、まんべんなく気を配ることができます。
純粋な親切心が本質にあるので、常に周り観察しています。
相手の些細な変化に敏感なので、困っている人がいたらサッと手を差し伸べることができます。
思いやりのある人は、常に周りを観察しているので空気に敏感です。
想像力が豊かで、日ごろから相手の気持ちを考えているので、相手の気持ちがどこで変わるのかを知っています。
そのため、会議や雑談中などでおこる、ピリピリとした空気をいち早く察知し、早めの対処をすることができます。
反対に、相手のワクワクした心が躍る気持ちも察知するので、髪を切ったり、彼氏ができたりといった嬉しい変化にもいち早く気づくことができます。
思いやりのある人は、相手の人に興味をもっています。
この人はどんな人だろう、何が好きで何が嫌いなんだろう、どんな時に嬉しいって感じてどんな時に悲しいって感じるのだろう等、興味をもって接しています。
興味があることで、相手の人のちょっとした気持ちの変化に気づくことができるのです。
人の心に寄り添うことができる人は、自分の気持ちにも敏感です。
自分に優しくできる人は、人にも優しくできる人ですよね。思いやりも同じです。
普段から自分の気持ちに向き合っている人は、相手の気持ちにも向き合えます。
思いやりのある人は、自分がどういうときに嬉しくなるのか、またどういうときに悲しくなるのか知っています。
自分の気持ちに関心があることで、相手の気持ちにも敏感になり、相手の望むことを想像することができるのです。
思いやりのある人は、純粋な親切心で行動しています。
見返りを求めていないので、困っている人がいたときはサッと手を差し伸べることができます。見返りがあると、手を差し伸べる前に自分へのメリットを考えてしまうので、すぐに手を差し伸べることはできませんよね。
悩んでいる人の中には、今はそっとしておいて欲しい、1人にさせて欲しいと感じている人もいます。
思いやりを勘違いして声をかけると逆効果の場合もあるのです。
行動しないという行動が求められることもあるので、自分のメリットのために行動するのではなく、相手を思う純粋な親切心もっている人こそ思いやりのある人といえます。
思いやりがあっても、行動しなかったら思いやりがあるとはいえません。
行動しないという行動が求められることもありますが、基本的にはサッと手を差し伸べることができるのが思いやりのある人です。
純粋な親切心を動機にして行動できるのが、思いやりのある人だといえます。
次に、思いやりのない人にはどんな特徴があるのでしょうか。
思いやりのない人の特徴と行動を合わせて、紹介していきます。
思いやりのない人は、基本的に相手の気持ちに興味がありません。
メリットがない限り相手の気持ちを気遣うことはしないので、自分の気持ちを優先して行動します。
困っている人がいても、助ける気分ではなかったら素通りできます。
思いやりのない人は、自分にとってのメリットを重視します。
困っている人がいたら、助けることで見返りがあるのか考えます。
求める見返りの種類は様々で、お礼をもらえるのか、好意をもってもらえるのか、周りにどう思われるか等を考えて行動します。
親切心からくる行動ではなく、あくまでもメリットがあるかどうかで行動します。
思いやりのない人は、基本的に他人の気持ちに興味がありません。
自分にとってメリットがある場合は興味をもちますが、それ以外は気にかけません。
他人を観察することもないので、些細な気持ちの変化には鈍感です。
思いやりのない人は、相手の気持ちを考えずに発言します。
オブラートに包んだ言い方は、自分にメリットがない限りしません
場合によっては相手を傷つけてしまうこともありますが、それすら気にしません。
思いやりのない人は、時間を自分のために使います。
他人のために時間を使わないので、自分がやりたいこと、したいことに時間を使うことができます。
見返り欲しさに他人に時間を使うこともありますが、それは自分の得のためにしているので、時間を有意義に使っているといえます。
思いやりのない人は、自分の気持ちに素直に生きています。
思いやりのある人の場合、場の空気を気遣うことで自分の気持ちと真逆のリアクションをとることがあります。
自分に悲しいことがおきても、場の空気を悪くしないために明るく振舞うので、自分の気持ちを抑えることがあります。
それに比べ、思いやりのない人は他人を気遣うことはありません。
自分の気持ちに素直なリアクションをするので、ストレスフリーな生き方をしています。
思いやりがあると、仕事にどんな影響があるのでしょうか。
仕事における思いやりの大切さと、それを叶えるためのちょっとしたポイントを3つ紹介していきます!
思いやりには、人間関係を潤滑にする効果があります。
働きやすい職場は人間関係の良い職場なので、思いやりの心は大切です。
私も経験がありますが、プライベートな悩みを抱えているときって、仕事に手がつかなくなることありますよね。
そんなとき、周りに思いやりのある人がいたら気持ちが楽になります。
思いやりのある人が多ければ多いほど、職場の雰囲気もよくなり、人間関係の輪が広がっていくのです。
具体的には、周りをよく観察することがポイントです。
自分に与えられた仕事をこなしながら、できる範囲内でサポートに回ります。
サポートは仕事の内容でもいいですし、難しいと感じる方は、その日の職場の空気に心を傾けてみてください。
いつもよりテンションの低い人、疲れがたまっている人、早く帰りたがっているひと、日によって様々な空気感があると思います。
周りに思いやりの心を傾けることで、おのずと自分にどんなサポートができるのかわかってきます。
職場の人間関係が良くなると、自然に作業効率もあがります。
思いやりのある人は観察力があるので、仕事に行き詰っている人を敏感に察知します。
手がとまっていたり、険しい表情になっている人に気づくことができるので、早めの対処ができます。
1人で悩んでいる時間が長いと、その分仕事の作業効率は低下するので、思いやりのある人が多い職場は作業効率が良くなるといえます。
具体的には、それぞれの仕事内容や分担に興味をもつことがポイントです。
思いやりのある人は、誰がどういった仕事をしているのかにも関心があります。
日ごろの観察から大体の仕事を把握しているので、いざというときにサポートができるのです。
思いやりの心を持っている人が多いと、働きやすい職場になります。
ホワイト企業という言葉を耳にしますよね。
職場のみんなが思いやりのある人たちなら、協力し合える良い職場になります。
お互いに興味を、気持ちを汲み取ることができるので、仕事の相談がしやすくなります。
職場全体のスキルも底上げされ、働きやすい職場になります。
自分から思いやりの心で接することがポイントです。
思いやりは伝染します。
思いやりのある接し方をされると、悪い気はしませんよね。
思いやりをもって人に接することで、自分にも思いやりをもった接し方をしてもらえるようになります。
まずは自分から、挑戦する気持ちが大切です。
恋愛において、思いやりはどんな効果を与えるのでしょうか。
こちらも恋愛における思いやりの大切さと、叶えるためのちょっとしたポイントを3つ紹介していきます!
恋愛において思いやりがあると、お互いの共通点がたくさんみつけることができます。
思いやりのある人は、相手のことをよく観察し、理解しようとしているので共通点を発見する力があります。
趣味や、特技や、考え方などの共通点が増えると、この人をもっと知りたいという気持ちになり、当然話題も増えます。
遊びに行くときも共通の目的があれば、お互いに楽しむことができ、2人の親密度も高まります。
共通点を見つけるには、自分と相手を知ろうとすることが大切です。
相手を思いやって観察し、自分との共通点は何か探していきます。
共通点は宝探しのようなものなので、会話や相手の気持ちの変化を楽しみながら、「共通点がみつかったらラッキー」くらいの気持ちで探すことをおすすめします。
相手を思いやる気持ちを忘れずに、1つ見つかったら次も絶対にみつかるので、気長に探してみることがポイントです。
思いやりをもっていると、喧嘩してもきちんと仲直りができます。
仲直りくらいできるよ、と思われる人もいると思いますが、恋愛中に喧嘩をすると関係の修復が難しい場合が多いですよね。
喧嘩別れする人も少なくないと思います。
恋愛において思いやりがあると、なぜ喧嘩になったのかを客観的にみることができます。
なぜ相手の機嫌が悪くなったのか、なぜ相手は怒ったのか、なぜ自分はこんな気持ちになったのかなど、原因を考えることができるので解決策が思い浮かびやすくなります。
相手の気持ちと自分の気持ちを理解することがポイントです。
例えば、LINEやメールの返信が遅くて喧嘩になったとします。
「次からは読んだらすぐ返信するから」や、「返信来るまで待てるようにするから」といった解決の仕方は思いやりが不十分です。
なぜ返信が遅くなってしまったのか、なぜ返信が遅れたことが嫌だったのか、お互いにその時の状況を思い出し、どんな気持ちだったのかを考え、しっかりと相手に伝えることがポイントです。
思いやりをもっていると、相手のことを考えられるので関係が続きやすくなります。
相手の気持ちを理解しようとする心があるので、例え意見や価値観が異なったとしても、しっかり受け入れることができます。
相手の気持ちの変化にも敏感に気が付くことができるので、イライラや不安な気持ちも早期にケアすることができます。
相手との共通点を見つけていくと、相違点もたくさん見つかります。
これをどう捉えるかがポイントです。
共通していることへの理解は簡単ですよね。
では、相違点はどうでしょう。
相違点を理解するって難しいですよね。
価値観の違いと諦めるのではなく、なぜそれが好きなのか、なぜそういう考えをもったのか、それをするとどんな気持ちになるのか、想像してみてください。
相違点こそ相手を理解するチャンスであり、関係を長続きさせるポイントなのです。
思いやりの心を意識することで、自分への理解が深まります。
相手を知るためには、まず自分を知ることが大切です。
自分の内面に目を向けて、色んな感情を体験することで相手の気持ちを想像し、理解することができるのです。
自分の気持ちに詳しくなると、感情のコントロールも上手になるので、ストレスを上手く発散させることができるようになります。
自分の中のイライラや不安感にも向き合うことができるので、仕事や恋愛においても、感情に左右されない良い関係がつくれるようになります。
思いやりのない人よりも、思いやりの心をもっている人の方が人に好かれますよね。
どっちと一緒にいたいかと聞かれたら、多くの人が思いやりのある人と答えると思います。
仕事においても、恋愛においても、思いやりのある人といた方が気持ちが楽です。
思いやりのある人は「私のことを理解してくれる」、「本当の私をわかってくれる」といった感覚にさせることが上手なので、自然と周りの人から愛されるようになります。
鏡の法則という言葉をご存知でしょうか。
自分が今までしてきたことや今していることは、鏡のように自分に跳ね返ってきます。
思いやりの心をもって接していると、思いやりの心が自分に返ってくるのです。
普段から周りの人に親切にしていると、いざ自分が困ったときに周りの人が助けてくれます。
普段から周りの人を理解しようと心掛けていると、周りの人も自分のことを理解しようとしてくれます。
思いやりの心を意識して行動することで、気づいたら良い環境に恵まれているのです。
それでは、相手を思いやる気持ちはどうやったら持てるのでしょうか。
方法を3つ紹介していきます!
相手を思いやるためには、自分に興味をもつことが大切です。
自分がどういうときに嬉しいと感じるのか、悲しいと感じるのか、イライラするのか、不安になるのかなど気持ちの変化に興味を持ちましょう。
自分の気持ちの変化を知ることで、相手の気持ちの変化にも反応することができるようになります。
自分の気持ちの変化を理解したら、相手の気持ちに向き合います。
相手の気持ちを体験することはできないので、観察をすることが大切です。
観察には、相手への興味が必要です。
興味がないと観察はただ眺めるだけになってしまいます。
楽しそうなとき、嬉しそうなとき、悲しそうなとき、怒っているとき、何が相手の気持ちに影響しているかを自分なりに考えます。
もし何を考えているのかわからないときは素直に相手に聞いてみましょう。
嬉しそうだけど何か良いことがあったのか、悲しそうな顔をしているけど何か嫌な出来事があったのか等、疑問に思ったことは本人に聞いてみます。
間違った解釈をするよりも、「あなたのことを知りたい」と言われて嫌な人はいないので、素直に聞くことが大切です。
相手の気持ちは、しっかりと受け入れることが大切です。
気持ちや感情の変化は人それぞれです。
例えば、怒っている人に対して「そんなことで怒るなんて考えられない」と思ったことのある人は、ぜひその人が怒っている理由を考えてみてください。
相手の考え方や価値観を否定するのではなく、そういう捉え方もできるのだと肯定的に楽しむことがポイントです。
いかがでしたか。
思いやりの記事に興味をもったあなたは、すでに思いやりの心を手にしている人だと思います。
思いやりの心は、仕事や恋愛、友人関係など様々な場面で人の役に立つものです。
常に純粋な親切心をもって、良い人間関係を築いてください。
思いやりの心で接した分、必ずあなたに返ってくるのですから!
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