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    トゥレット症候群(チック症)の芸能人は誰?原因や特徴もご紹介!

    いきなり首をひねる、肩を回すなど、チック症の症状は見慣れていないと驚くことがありますよね。今回は、そんなチック症にかかっていると噂されている芸能人10選を発表していきます。また、チック症の特徴や原因など、チック症そのものについてもご紹介していきます!

    チック症って子供の病気なのか?チック症の症状と原因はこれ!

    チック症の症状

    チック症とは体の一部の筋肉が本人の意思とは関係なく、突然に繰り返し動く運動や言葉の癖を指します。動きの代表例としては強いまばたきや、顔をゆがめる、肩をピクッと動かす、足や身体全体を突っ張るような動きなどがあります。咳払いや鼻を鳴らすなど音を立てるような癖は音チック症ともいわれます。

    症状の種類がたくさんあるため、自分の持つ癖と見分けがつかないケースも多々あり、自分がチック症であるという認識がない方も多くいます。公表していない場合もありますが、芸能人でもチック症と思われる方が多数います。

    チック症は心の動きと関係があると考えられていて、決して珍しい疾患ではありません。だいたい5~10人に1人は経験すると言われています。

    ほとんどが幼少期に発症して成長とともに収まっていくため、小さい頃の変な癖として考えられることが多いようです。

    チック症の原因とは

    脳内には体をスムーズに動かすための情報を調節している神経系という機能があります。ドーパミンという運動調節やホルモンバランスをつかさどる物質が神経系で過活動化することにより、チック症になるといわれています。また、遺伝的要因も関与していることもあるそうです。ストレスなど外的要因で悪化したりすることもあります。

    また、親が症状について詳しく知らずに叱ってしまうことで悪化することもあるようです。身体的なものと精神的なストレスが合わさることで発症する確率が上がってしまい、どんどん進行してしまいます。

    病気の本人だけでなく、その家族に大きなストレスがかかってしまうため、家族の心の健康も保てなくなります。それによってまた本人の病気が悪化してしまうという悪循環もあるので、重く考えすぎないことが大切です。

    大人でも症状がでる?

    発症のほとんどは幼少期から青年期とされています。脳の発達や成長に伴い、症状が軽くなることが多いです。しかし大人になっても症状が続いたり、治まっていた症状が悪化してしまうこともあります。要因としてはストレスや環境の変化が大きいとされています。子供だけの症状と思われがちですが、大人になっても症状を感じる人はたくさんいます。

    大人のチック症は子供の頃のチック症が治らずに慢性化したものがほとんどです。このチック症が慢性化・重症化すると、トゥレット症候群・トゥレット障害になることがあり、そうなると完治は非常に難しくなります。

    まれに、成人してから発症する例もあります。その場合は病気と一生付き合っていくと覚悟をした方がよさそうです。幼少期発症に比べて治療は難しくなります。

    トゥレット症候群(チック症)ってなに?

    トゥレット症候群 チック症

    トゥレット症候群(チック症)とは、神経精神疾患のうち、音声や行動の症状を主体とし、慢性的な経過をたどるものを言います。現在は女の子より男の子のほうが発症率が高いと言われています。

    実際、この病気を公表していたり疑われている芸能人も男性の方が圧倒的に多いです。

    平成17年に施行された発達障害者支援法では、発達障害を「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるもの」としていますが、トゥレット症候群は「その他これに類する脳機能障害」に含まれています。

    トゥレット症候群は、自閉症やその他の発達障害と同様に正しい理解と支援を必要とする障害です。芸能人のように理解されるようになれば少しは楽になるかもしれませんが、全員がそうできるわけではありません。

    日本ではまだ認知度も低く、対応できる医師が少ないのが現状です。

    トゥレット症候群(チック症)になる原因は何?

    脳内での過剰反応

    原因は脳の中にあるドーパミンが関係していると言われています。ドーパミンとその受容体(ドーパミンをキャッチする部分)が上手く働かず、受容体が過剰に反応し過ぎるとチック症状が起こります。ちなみにドーパミンは統合失調症やADHDなどに関与していると言われています。そのため、チック症もストレスからくる精神疾患と言われていました。

    そのため、母親の愛情不足や育て方に問題があるなどと誤解をされて、悩んでしま方も少なくありませんでした。家系発症が多いため、今は遺伝子的要因が指摘されています。

    脳が発達段階であること

    チック症を発症する平均年齢は4歳から13歳と子供に多い病気です。このことから、子供の発達段階に何らかの刺激がきっかけとなりドーパミン受容体に影響を与えるのではないかと思われます。ただ、成人にもおこる病気でもあります。発達段階が原因の場合、ほとんどの場合が成長するにつれて自然治癒します。

    トゥレット症候群(チック症)の特徴はどんなの?

    まばたきなど、顔面の素早い動き

    チックの代表的な症状としてまばたきがあります。常にまばたきをしたり、静止時に首を振ったり落ち着きのない行動がみられます。しかし、その行動は自分が意図したものではなく勝手に動き出してしまいます。

    芸能人でもこの症状がみられ、チック症と思われる人が多くいます。

    体も動き出す

    顔の素早い動き掛けではなく、体もゆすったり叩いたり、時には他人の体に触ったり世話しなくみえる行動も特徴的です。

    言葉にも出てしまう

    言葉に出すものでは、ため息をつく・咳ばらいをしたり唸り声をだしたりするなどの単純性といわれるタイプと、罵声をあびせたりする・他人の言葉をオウム返しにするなどの複雑性といわれるタイプに分類されます。

    大人でもトゥレット症候群(チック症)にかかる?

    発症時期

    チック症は通常18歳未満の子供に発症し、成長に伴い症状は軽減していきます。しかし、大人になっても症状が軽減せず続く場合もあります。
    ただ、大人になって初めて発症するというケースは非常にまれであり、チックに似た症状が出た場合、他の疾患が考えられます。

    トゥレット症候群と噂される芸能人・有名人10選

    ビート武  芸人

    1947年1月18日生まれ 出身地:足立区 身長:165 学歴:明治大学
    ビート武さんは、日本のお笑いタレント、司会者、映画監督、俳優です。タモリさん、明石家さんまさんと共に、お笑いBIG3の一角を担っています。日本国外では本名の北野武で、映画監督として有名です。

    印象に残る動き

    肩をまわす、首をひねる、片方の目をつぶるなど特徴的な動きが多くみられます。芸能人の中でもチック症として代表的な方ですね。

    石原慎太郎  作家、元東京都知事

    1932年9月30日生まれ 出身地:須磨区 学歴:一橋大学
    石原慎太郎さんは、日本の作家、政治家です。参議院議員、環境庁長官、運輸大臣などを歴任しました。

    動作の特徴

    元東京都知事の石原慎太郎さんは、テレビ番組に出演したときや記者会見の際に、瞬きを頻繁に行うことがあります。
    また、よく目をクシャクシャさせる仕草から、チック症を疑われています。
    ただし、こちらは病気ではなく、単なる癖の可能性もあります。

    吉川晃司  ミュージシャン

    1965年8月18日生まれ 出身地:広島市
    吉川晃司さんは、日本のシンガーソングライター、ロックミュージシャン、俳優です。自身が設立した所属事務所の代表取締役社長でもあります。

    ストレスか?病気か?

    ロックミュージシャンの吉川晃司さんは、瞬きの多さや、目をギュッとする癖がチックの症状ではないかと言われています。
    ただし、このような症状はストレスや緊張が原因のこともあります。
    芸能人でよくみられる行動ですね。

    松田宣浩 プロ野球選手(ソフトバンク)

    1983年5月17日生まれ 出身地:草津市 配偶者:柴田理恵
    松田宣浩さんは、プロ野球選手で福岡ソフトバンクホークス所属、プロ野球滋賀県人会会長です。

    まばたきマッチ

    ソフトバンクの松田宣浩選手は、打席に入ったときや、ヒーローインタビューにて、瞬きが多いことからチック症ではないかとの噂があります。ですが、ファンからはその姿が可愛いと言われていたようです。

    渋谷すばる  元関ジャニ∞(ジャニーズ)

    1981年9月22日生まれ 出身地:茨木市 身長:166㎝
    渋谷すばるさんは、日本の歌手、タレント、俳優、関ジャニ∞の元ボーカリストです。その歌唱力は世界でも評価されました。

    あごの動きが変!

    目を大きく開けていたり、顎をかくかくさせたりしているところをファンの方が心配したことからチック症の噂が広まったようです。

    ぼんちおさむ  芸人

    1952年12月16日生まれ 画像の右側の方です。
    ぼんちおさむさんは、日本のお笑いタレント、俳優です。漫才コンビではボケを担当していました。

    キャラなのか、病気なのか

    ぼんちおさむさんは、落ち着きがないキャラだと多くの人が思っているでしょうが、楽屋やカメラが回っていないところでも同じようなキャラのようなんです。突然飛び上がりたくなったりすることがあると、本人が語っていたそうです。となると、病気の可能性も考えられます。

    岩橋  プラスマイナス(芸人)

    1978年8月12日生まれ 出身地:大阪府 
    プラスマイナスさんは、吉本興業所属の漫才コンビです。2003年6月に結成されました。

    クセ芸

    岩橋さんは、やってはいけないことをやってしまう癖があるそうなんです。小学生の時は、授業中に大きな声を出してしまう、解答用紙に他人の名前を書いてしまうなどの衝動を抑えられなかったそうです。

    大人になってからもその衝動は続き、大事なCDを折ってしまったり、クリア目前のゲームをリセットしたりと、自分が被害者になってしまう事例以外にも、他人のパチスロのボタンを勝手に押してしまったりすることもあったようです。だめだと思えば思うほどやってしまうそうです。

    大先輩である、ダウンタウンの浜田さんからアドバイスをもらった際にもその衝動が出てしまい、自分の顔を突き付けてあっかんべーをしてしまったそうです。その際、芸人としてもう終わったと思ったそうですが、浜田さんは「お前面白いからそのまま続けろ。何かあったら俺がやれと言ってると言え。」と言葉をかけたそうで、これをきっかけに岩橋さんはずっと隠していた癖を芸風として出していく勇気が出たそうです。

    小出恵介  元俳優

    1984年2月20日生まれ 出身地:港区
    小出恵介さんは、日本の俳優でした。アミューズに所属していたが、2017年6月以降は不祥事により、芸能活動は休止を中止し、2018年、アミューズとの契約を終了しました。

    インタビューのときの様子がおかしい

    元俳優の小出恵介さんは、テレビ番組に出演された際に、落ち着きがなく、目をキョロキョロさせたり、ソワソワしている様子から、チック症ではないかとの噂がありました。
    ただ、こちらも本人がカミングアウトしたわけではないので、あくまでも噂にすぎません。

    青木裕子  フリーアナウンサー

    1983年1月7日生まれ 出身地:埼玉県 
    元TBSアナウンサーで、現在はれプロエンタテイメント所属のフリーアナウンサーです。

    ただの噂なのか

    青木裕子さんは、瞬きが多いことや、目をパチパチさせる癖からトゥレット障害が疑われたことがありました。
    ただし、本人が公表しているわけではないので、ただの噂どまりです。

    元木大介  元プロ野球選手

    1971年12月30日生まれ 出身地:大阪府 
    元プロ野球選手で現在はタレント、野球解説者として活動しています。

    目の動き

    インタビューやテレビ出演の際によく目をぱちぱちしていることから、チック症と疑われてしました。ですが、本人が公表したわけではないので、真実かどうかは不明です。

    トゥレット症候群(チック症)は放っておけば治る?

    治療法

    現在では、チック症に対して100%効果のある薬はないんです。
    しかし、ほとんどの症状は成長とともになくなっていきます。
    そして、大人になっても続くのは数パーセントになっています。

    トゥレット症候群(チック症)の治療法はある?

    家族の理解、協力

    上記でも伝えた通り100%効果のある薬はありません。しかし、薬によって治ることもあります。チック症に似た症状のある方は、病院に行くことをおすすめします

    チック症の基本の治療方法は、家族ガイダンスや心理教育および環境調整です。変に不安を持たずに、家族で上手に付き合っていくことが重要です。チック症とはどういうものなのか、何が原因なのか、どうしていくのかを家族、本人、関係者がしっかりと理解してあげることで治療がスムーズに進んでいきます。

    チック病は意図的に行っている運動ではないので、やめさせようと叱るのは不適切であり、ときには症状を意識させてむしろ悪化を招くこともあります。かといって、チックにまったくふれないようにして家族が緊張したり、本人の存在を無視することになったりするのも不自然です。

    チックの症状が激しい時は、心身の疲労がたまっていないか気をつけるとともに、「大丈夫?」とさりげなく声をかけるようにしましょう。

    芸能人でもトゥレット症候群(チック症)の人はいた!

    薬の開発、病気の認知

    私が中学生のころクラスメイトにチック症を持つ子がいました。彼は中学を卒業するころには、ほとんど症状はなくなりました。芸能人にも気になる症状を持った人が居ましたが、その芸能人のほとんどが生活に支障がなく生活をしています。やはり成長とともに軽減していくようです。

    これは芸能人や誰かの話で片付けられることではありません。あなたの身近に同じような症状の方がいるかもしれません。そんな時に偏見や先入観を持たずに接してあげることができるでしょうか。芸能人になって理解が深まった方もいるでしょうが一般の方はそうもいきません。首振りや奇声などは初めは驚いてしまうかもしれませんが、行動が出てしまう本人もつらいのです。

    チック症に限らないことにはなりますが、一日でも早く特効薬が開発されたり、病気に対しての偏見がなくなり、少しでも多くの人が住みやすい世界になるといいですね。

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