2018/12/27
新川理沙
2018/11/14 更新
みさなんは「思いやり」とは何かをご存知でしょうか?最近では面接の自己PRで自分の思いやりのある性格をアピールすることもあるそうです!今回はそんな思いやりの意味や逆に思いやりのない人の行動や特徴などについて追及してみました!
人間だけに限らず、動物や植物にも分け隔てなく優しい心を持って接したいと憧れています。思いやりがある人といわれて、友達の名前が浮かんだでしょうか?または、「自分は思いやりのある人です」と自覚している方もいらっしゃいますか?
「自分の長所は、友達や周りの人に対し、思いやりを持って接することができることです。」このように面接などで堂々と公言できる方も少なくないかもしれません。
「思いやり」とはなんでしょう?改めて問われるとなかなか答えられないものです。
性格が良い子で、温かい雰囲気で、いつも優しくしてくれる人ですか?
それでは、思いやりについて詳しく探っていきましょう。
思いやりとはその人の身になって考えたり、気を遣ったりすること。
見返りを求めず、自然に声をかけたり、手伝ったり、その形はさまざまです。
思いやりの心を育むことで、巡りめぐって自分の元へ帰ってくると提唱されています。
思いやりの類語として、「気遣い」や「心遣い」、「思慮」や「気配り」などが挙げられます。どれも相手のことを考えたり、相手の為に行動することを示しています。
「思いやりの心で、相手を気遣う」
類語といえど、使い方も違い、上の文章のように併せて使うこともできます。
人はそれぞれ、違うものさし(尺度)を持っています。自分には、簡単にできることでも、難しく感じる人もいれば、なかなかできない人もいることでしょう。逆に、なかなかできないことを、いとも簡単に成し遂げる人もいるでしょう。
適材適所という言葉があるように、人には向き不向きがあって当然です。心の感じ方はさらに人それぞれ違います。ある物事に、とても感動する人もいれば、それを当たり前に感じる人もいます。
大事なのは、自分のものさしだけで物事を判断するだけではなく、相手の尺度に合わせて物事を見たり考えたりすることです。思いやるのある人は、カメレオンのように相手のものさしと同じ視点で物事が見れるのです。
思いやりのある人は、相手の気持ちと同調することが得意です。それは、その人と同じ目線で考え、話したり、聞いたりすることができるからです。
積極的に声をかけたりすることが得意な人もいれば、シャイな人もいます。手を差し伸べる事だけが思いやりのある行動だとは限りません。口べたな人でも大丈夫、相手の横にいるだけで、相手にとって大きな支えとなることもあるのです。
見て見ぬふりができる現代人
スマートフォンの普及に伴い、”人”と交流する機会が昔に比べるとずいぶん減ったものです。電車などでは、「無関心」でいることがまるで求められているかのように感じることも少なくありません。
あなたが不親切な人間というわけでは決してないでしょう。相手が困っていても目線があるのはスマートフォンですから、気がつけません。たまには視線を上げて周りを見渡してみてください。困った人がいるかもしれません。
泣きそうな顔をした小さな子どもはいませんか?辛そうにしているお年寄りの方はいませんか?自分が精一杯なときは自分のことを大切にしてください。でも少し余裕ができたときには、ぜひ周りにほんの少し関心を寄せてみてください。
まるで偉いお姫様やお坊ちゃまのように、わがままな命令や自分勝手な行動をしていませんか?自己中心的な人は、よく「自己中」と省略され呼称されていますが、たいていの自己中な人は自分でも自覚しているものです。自分から開き直ってはいけません。
まるで得意顔で「私わがままだから」と言ってはいませんか?自分の意見を持つことと、自分勝手であるのは似ているようで、全然違います。相手の言いなりになる必要はありません!その人が言うことが間違っているときは、お話を最後まで聞いた上で、間違いを指摘してあげましょう。
それでも意見が分かれる場合は、打開策をお互いに見いだすために努力してみてください。自分がされて嫌なことはしない、自分がされて嬉しいことは積極的に行っていきましょう!
自己中な人と似ているかもしれませんが、自己愛が強すぎる人も要注意です。
「自分の話を聞いて」というのが毎回になってしまうのはとてももったいないことです。自分の話がしたくて常にうずうず待ち構えていては、相手のはなしをきちんと聞く事なんてできません。
相手に関心を寄せてみてください。きっと今よりも会話も盛り上がることでしょう。
また、自己犠牲愛という言葉をきいたことがありますか?日本人は、なんでも「いいよ」というのが口癖になっている人が多いように感じます。
優柔不断なだけなのか、はたまた自分の責任にされたくないという保守的な性格なのかは人それぞれかと思いますが、自分のことばかり考えていたり、もしくは無頓着でいたりすれば、当然相手を思いやる気持ちはなかなか生まれません。
思いやりの心がない人なんて、本来どこにもいないのです。最近疲れが溜まって、他のことを考える余裕がなかったり、人間関係が上手くいかない日々が続いて心が消耗していたり、現代社会を生きる私たちは、多くのストレスに晒されていることでしょう。
家に帰宅しても仕事をやることが多かったり、休みの日も会社に行って仕事を片付けていたり、仕事が楽しくてやっている人もいると思いますが、休む大切さを一度考えてみてください。まずは、自分の心にゆとりを持ちましょう!
仕事や家事、育児いろいろなタスクは、案外他の人に変わってもらうこともできるはずです。たまには、そんなすべてのしがらみから抜け出して、思いっきりリフレッシュしてみてください。自然とふれあったりするのも気持ちがいいですよ。他人に優しく思いやりの持った行動をするためには、まずは自分を大切にして、ゆとりを持ちましょう。
思いやりのある人になるための一歩は、先ほど述べたとおり自分を大切にして、ゆとりを持つことです。ゆとりが生まれてくると、他人のことを見ることが自然にできてきます。
人間観察が好きな人がたまにいます。
何もじっくりと観察をする必要はありませんが、まずは周りいる身近な人を見てましょう!「おはようございます」や「こんにちは」、「お疲れ様です」など、挨拶をするときにきちんと目をみて言ってみましょう。
忙しいからと、ついついパソコンに向かいながら、あいさつをしていませんか?あいさつがついでになってしまうことはとても良くないことです。または、サービス業に勤めている方で、ついついお店の感覚で作業をしながら声だけで挨拶をしていませんか?
どうしても目が離せない場合もあるかも知れませんが、基本は相手の目をみて挨拶をすることを大切にしてみてください。そのときにほんの少し会話ができるとより良いですね。
「今日はすこし肌寒いですね」や「そのかばんかわいいですね」など何でもかまいません。そのときに相手の変化に気づいたらさりげなく会話にするのも素敵ですよ。
「髪切りましたか?」「なんだか今日のメイク違いますね」「ちょっと疲れていますか?風邪ですか?」などなど、挨拶をしっかりするだけでも相手の様子を伺うことができます。
「相手の気持ちに立ってみる」とひとことで言ってもなかなか実践するのは難しいかもしれません。それは、自分が経験していないことは本当の意味では理解してあげることができないからです。
もちろん私たち人間は、「想像」するという素晴らしい機能を兼ね備えていますから、100%共感することはできなくても、そばに寄り添い賛成(認める)してあげることができます。真の意味で思いやりのある人になりたい方は、ぜひコミュニティの場を広げてみてください。
なにも新しい場所を開拓しなければいけないというわけではありません。昔仲の良かった友達と久しぶりに連絡を取ってみると、あなたのまったく知らない世界で働いていたり、生活しているかも知れません。多くの人と交流を持つことは、自分の知識を広げていってくれます。
まわりに憧れを持てる人はいますか?あなたの憧れる人はどんな人ですか?
きっと思いやりある人ではないでしょうか?!まずは、誰でもいいです。自分の周りに尊敬できる憧れる人がいないかと振り返ってみてください。
そんな人はいないという方でも大丈夫です。もし周りにいないなら、小説やドラマなど自分が好きなキャラクターに置き換えてみてください。そして、そんな思いやりの心あふれる人を少し研究してみてください。
そうしているうちにあなたの思いやりの心もぐんぐん育っていきます。
素敵なご縁がみなさまのもとへ訪れますように。
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