2018/12/27
新川理沙
2018/12/11 更新
近年、移住先として大注目されている「マレーシア」。人気の理由は、安い物価・過ごしやすい気候・日本人の口に合いやすい現地食・他国と比較すると取得しやすい長期滞在ビザなどでしょう。今回はそんなマレーシアへの移住生活について解説します。
東南アジアのマレーシアってどこにあるか知っていますか?マレーシアリンギ2018年12月現在:1リンギ:27円程です。物価は日本の3分の一ほどと言われていますが、実際マレーシアへの移住に当たり、生活費用などはいくらぐらいかかるのでしょうか。
マレーシアに住むにあたっての良い点を見ていきましょう。退職後に移住したい国に常に上位ランキングされているマレーシア移住のメリットをお伝えします。
マレーシア移住のメリットは、物価が安く生活費用を抑えることができる点でしょう。庶民的な店なら一食300円程の費用で済みます。
レストランへ家族で行っても3000円程の費用で抑えられます。物価が安いマレーシアに住むと生活費用、住居費用等抑えることができます。
マレーシア移住で住居代は比較的安く、物価が安いので生活費を抑えることができ、広いコンドミニアムに住むことが可能です。
1部屋1500RM程45000円程の費用で、家族の場合2部屋や3部屋で、家族で住んでも1ヶ月の賃貸代金2000RM程45000円程の費用から住むことが可能です。
年中常夏の国で過ごしやすいマレーシアは、退職後の生活にピッタリではないでしょうか。マレーシア移住では家族で住む方、日本の寒い冬の期間、日本を抜け出して常夏の国マレーシアに数か月住むリタイヤメントの夫婦の方が多いのが特徴です。
マレーシアに住んでいると、マレーシア人の人情味があふれている優しさに気付くでしょう。公共交通機関ではお年寄りや妊婦の方、女性に席を譲る光景ををよく見かけるでしょう。そんな優しい人たちが多いマレーシアは、移住先にピッタリではないでしょうか。
マレーシアは、マレー系6割、中華系系3割、インド系1割と、3つの民族が互いに共存しあって生活をしている国になります。そのため色々な文化がミックスしていて、色々な言葉があちこちから聞こえてきます。マレー系、中華系、インド系の料理が一度に楽しめる国でもあります。
マレーシアに住むにあたっての注意点を見ていきましょう。マレーシアに住むにあたったどんな点がデメリットになるのでしょうか。マレーシアに住む前に以下のデメリットも一緒に参考にしてみましょう。
マレーシア、クアラルンプールや近郊都市では置き引きなどの軽犯罪が多くなっています。日本と違って、トイレに荷物を忘れた場合や、休憩所に荷物を忘れた場合などは、その後戻っても荷物はすでになくなっていて見つかることはないでしょう。
また、アラルンプールや近郊都市ではバイクの2人乗りの男性の道でのひったくりが多発しています。マレーシア移住を考えている場合、日本ではなく海外で生活していると理解し、気を付けるようにしましょう。
マレーシア、クアラルンプールでは公共交通機関は整っていますが、終電の時間は早いす。深夜12時ごろのにはLRTやモノレール、MRT等の公共交通機関は終わってしまいます。
バスも12時頃が最終になります。マレーシア移住を考えている場合、公共交通機関のは費用物価の割に安いですし、GRABなどの配車サービスもお手頃なので、生活の費用を抑えられます。
マレーシアでは車がないと生活しずらく、家族で住むのであれば車を所有したほうが良いでしょう。車の費用は一番安い車で100万円程度です。
マレーシア移住のデメリットは、日本の食料品費用が高く手に入りにくいことでしょう。首都クアラルンプールには伊勢丹が数店あるので、日本の食料品なども容易に手に入りますが、金額は日本の3倍でしょう。
マレーシアは、マレー系マレーシア人、イスラム教徒が80パーセントを占める国です。イスラム教徒の国なのでお酒の費用が高く、日本や他国に比べても割高です。ビールは360MLで7リンギ程の、日本円では210円程の費用、またワインは安いもので50RM程、1500円程の費用がかかります。
またイスラム教徒は豚肉を食べないため、マレーシアでは豚肉が手に入りにくいのも特徴です。
大きなスーパーに行けば必ずノンハラルコーナーが備えられているので、豚肉も手に入りますが、クアラルンプール近郊以外、華人の少ない地域のは豚肉が手に入りにくいのが特徴です。
マレーシア移住のデメリットは、日本食レストランの費用が物価水準に比べ高いことです。首都クアラルンプールには多くの日本食レストランがありますが、費用は日本で食事する金額と同等です。
マレーシアの物価は日本の3分の一程度だと考えると、日本食レストランの費用は日本で言う高級レストラン並みと考えられます。物価を考えると高いかもしれません。
首都クアラルンプール近郊に住むのであれば、公共交通機関が整っているので車を所有してなくても大丈夫ですが、それ以外の地域に住むのであれば車は必須になります。
マレーシアではGRABという配車サービス、タクシーサービスが主流になってきて、以前よりも状況は改善されています。現在はGRABの配車サービスが整ってきたので、誰でも行きたいところに行けるようになってきました。
GRABドライバーは身分証明書が必須なのでトラブルはそれほどないようですが、以前はトラブルもあったので、車の番号などはちゃんと見てから乗車するようにしましょう。マレーシアではGRABの費用もタクシーよりも割安で使いやすいのが特徴です。
マレーシア移住性カウにおける生活費について調べてみました。生活費が安いといわれるマレーシア移住ですが、実際はどのようになっているのでしょうか。
マレーシアの物価は日本の⅓と言われています。ただ生活費の中の食料品は日本より高いものもあります。ヨーグルト、牛乳、チーズ、等の乳製品、キノコ類も日本と同程度の金額ですので、乳製品、キノコ類はマレーシアの物価から考えると非常に高いです。
野菜なども意外に高いので、スーパーで食料品を買うより外食をした方が食費が抑えられます。マレーシアではタイと同様外食文化が寝ずいていて、家で料理をするよりも外に食べに行く家族が多いようです。
マレーシアは人口の割に広く、地震もないので高層コンド三二アム(日本で言うマンション)が多く立ち並びます。その高層コンド三二アムは、30階建てなどが多く、見晴らしもよく、天井が高いのが特徴です。
マレーシア家族移住でクアラルンプール住む場合、生活費の中に占める住居費は他国ですむよりも割安でしょう。
マレーシアはタイ同様外食文化が盛んな国で、外食中心で生活された方が食費が安く済むでしょう。マレーシアではスーパーなどで買う食料品が意外に高く、日本と同じ金額か少し安い程度と考えていただければいいでしょう。
そのためマレーシアに住んでいる日本人の方は、生活費を抑えようと外食で済ます方も多いようです。スーパーで食料品を買って自宅で料理をするよりも、外食で済ませたほうがマレーシアでは安いようです。
マレーシア移住での公共料金、生活費の中の水道代や電気代は比較的安く、クーラーを使うか使わないかでも金額に差が出てきますが、高層コンド三ニアムに住まれている場合は、クーラーを使わなくてもファンと呼ばれる大きな扇風機のようなもので十分です。
コンドミニアムに住む場合、生活費は上手く抑えられるでしょう。一ヶ月の水道代費用は家族で30RM約900円、電気代はクーラーを使った場合は約200RM~300RM、9000円程ですが、クーラーを使わなければ約100RM3000円程ですみます。
ただ、マレーシアの水道事情は少し問題があります。それはマレーシアでは乾季の際年に数回、断水があります。コンドミニアムに住まれている方も、コンドミニアムの水の貯水庫がなくなると断水します。
マレーシアで生活費を抑えるには駐車代金や高速料金にも注目したほうがいいでしょう。ショッピング、医者、レストランどこに行っても必ず駐車料金がかかり、1時間で2RM~3RM生活費の中 60円~90円程は取られます。
ショッピングモールで駐車する際、近い場所に駐車したい場合は、バレットパーキングという1時間10RM~20RM 300円~600円の駐車場が用意してあります。
またトールと言う日本で言う有料道路も、マレーシア、クアラルンプール近郊都市はたくさんあります。渋滞が多い地域の場合有料道路をを利用しないと、渋滞で帰るのに何時間もかかる場合があります。トールは一回約100円程かかります。
マレーシアはイギリス同様、専門医にかかる前にまず町医者と呼ばれる(クリニック)にかかる必要があります。この町医者に(クリニック)は、風邪をひいたり、お腹を壊したり、といった軽い症状の場合医者に診てもらい薬を出してもらえます。
専門医はこの町医者(クリニック)に行ってからではないと、みてもらえないことがあるので注意が必要です。この町医者(クリニック)で薬をもらうだけであれば60RM1800円程ですみます。
マレーシアで盲腸になってしまったり、大腸検査を考えていたりするとなると、専門医と呼ばれる総合病院に入っている専門の医者にかかります。日本と違ってこの専門医は、まず町医者の紹介状がないと診察できないことが多いので注意が必要です。
金額的には約300RM9000円程の初診料がかかります。マレーシアでは基本健康保険というものがないので、企業に勤めていない場合は、各自任意の保険に入っておくべきです。
デング熱など流行っていますが入院する場合、総合病院で1週間でも6000RM18万円以上かかります。マレーシア家族移住でクアラルンプール住む場合、健康保険がないので各自任意保険に入る必要があります。
マレーシアでの衣料代は気にしなければそれほどかからないでしょう。マレーシアは年中夏なので、夏服のみですむからです。ZARAやMANGOやCOTTON ON 、ユニクロ、無印などは日本と同じぐらいの金額で購入できます。
マレーシアの人が普段着ているような服を買うのであれば、1着50RM、1500円程で購入可能です。
スニーカーなどは品質はもちろん日本で買った方が安い場合もあります。
マレーシアで小学校、中学校、高校などインターナショナルスクールに通う場合、日本でインターナショナルスクールに通うよりも安く通うことができるでしょう。
クアラルンプールにあるインターナショナルスクールは1ヶ月5万円程の学校、1ヶ月10万円程かかる学校もあります。安い学校は入学金が10万円程度、年間授業料が30-50万円程です。
通常日本だと入学金だけでも100万円、そして年間授業料も200万円以上かかり、日本でインターナショナルスクールに通う半額以下の費用でしょう。マレーシア家族移住した場合の、教育費用は日本の半分程、最近家族移住される方が多いようです。
今回は日本人の方が、マレーシアへ移住の際必要なビザ関連のことなどを見ていきましょう。日本人の方は観光ビザで3ヵ月間マレーシアにいることが可能ですが、条件などもあります。また長期マレーシアに移住する際は、日本人の方は長期滞在ビザが必要になります。
マレーシア移住での一般的なビザはMM2H、リタイヤメントビザと言われる長期滞在ビザです。このビザが必要な場合は、マレーシアにある長期ビザ代行会社があるのでそちらに頼みましょう。
マレーシアでは、イミグレーション、移民局の公務員はマレー系マレーシア人になるため、専門知識が多い日本語対応可能なビザ代行会社に頼むのが一番便利で確実でしょう。
マレーシアでの就労ビザ発給は最近とても大変難しい状況で、以前は習得を依頼してから1ヶ月で習得できていましたが、最近政府の移民に対する法律が変わり、習得するのに約3ヵ月程要するようになりました。
就労ビザを取るには、基本的に申請時、日本にいなければなりませんのでマレーシアで働こうと考えている方は日本で就労ビザを申請するようにしましょう。
マレーシア移住を考えている場合、就労ビザを習得するのにそれなりの期間がかありますので、時間がかかることを念頭にして準備されるとよいでしょう。
マレーシアでは、日本人の方であれば特にビザを取らなくても観光ビザが発給されるので3ヵ月間、最大90日間、マレーシアに滞在可能です。
短期でマレーシアに滞在したい場合、日本の戻るチケットを保有しているか、第3国に行かれるチケットを持っていれば、最大90日間マレーシアに滞在可能です。
マレーシアに長期滞在するには、ある程度の英語力も必要でしょう。マレーシアはシンガポールが隣なので、誰もが英語を使い理解できる程英語力が高い国です。
英語力ランキングではアジアでシンガポールに次ぐNO2の実力を誇ります。公用語が英語で、英語になじみがあれば比較的住みやすい国になります。道に迷った時、通行者に道などを聞いても、誰でも普通に英語で返答し教えてくれるでしょう。
全く英語が話せない場合、他国とは違い日本語は全く通じないためこまってしまうかもしれません。マレーシ家族移住を検討している場合、英語力をつけるため最初の数か月は語学学校に通われることをお勧めします。
移住したい国に上位ランキングしているマレーシア、オススメのエリアを年代別に解説させていただきます。
マレーシア移住で20代の方にお勧めの場所は、サバ州の州都ボルネオ島の半島側サバです。まだ若い世代は、エネルギー溢れる自然いっぱいなボルネオ島に住むのがお勧めです。
ボルネオ島の最大都市、サバは自然あふれるキナバル山を始め、多くの国立公園があり、マリンリゾートなども盛んで自然環境に恵まれています。
週末などダイビングに行くことも可能ですし、ゴルフに行ったり、登山や、ハイキングなどに出かけてみ手もいいでしょう。マレーシアで20代で移住して住む場合、生活費や物価を考えるとボルネオ半島側はお勧めです。
マレーシアで家族移住をして住む場合、首都のクアラルンプールをお勧めします。クアラルンプールや近郊都市は、子供の教育にも便利なインターナショナルスクールがたくさんあります。
家族でお子様がいる場合、クアラルンプール周辺に住まれるほうが交通の便でも便利でしょう。クアラルンプールなど主要都市には、大学も多く集まっています。
マレーシア家族移住で30〜40代の場合、最初は首都クアラルンプールから始められる方が多いようです。
マレーシア40代~50代の家族移住で住む場合、教育環境が整っている首都のクアラルンプール近郊のペタリングジャヤやプチョンエリア、またはスバンジャヤなど公共交通機関が整備されている近郊都市に住まわれるのがお勧めです。
首都のクアラルンプールは家賃が少し高くなりますが、ぺタリングジャヤ、プチョン、スバンジャヤエリアなどは、賃貸代金がクアラルンプールに比べ割安です。物価もクアラルンプールより安いと考えていいでしょう。
家賃を抑えたい場合、家族で車など所有している場合は、生活費用や物価などを考慮し近郊都市のペタリングジャヤ、プチョン、スバンジャヤに住むことをお勧めします。
ペナン島は中華系マレーシア人が中華系6割、マレー系3割、インド系1割りと、マレーシアの中でも華人人口が多い地域となります。その為、豚肉やアルコールの規制も、他の地域よりも厳しくなく、中華系が多く住んでいるペナン島に移住されるのはお勧めです。
華人は日本人と近い人種なので、仕事面や生活面でも華人の方が多い地域に住むのがストレスがないでしょう。またペナンは物価も安く、日本人のコミュニティも多くあり、多くの日本人移住者が生活されています。
ペナン島周辺には多くのゴルフ場もあり、リーズナブルにプレーもできます。ペナン州の政府は、海外移住者を歓迎しているのでとても住みやすいでしょう。
60代以降のリタイアメントの世代の方の中には、キャメロンハイランドに移住されている方もいらっしゃいます。キャメロンハイランドはマレーシアの中では高原のリゾート地になり、年間気温が18~25度と涼しい地域になります。
体力的に暑さが苦手な方、70代以降の方などには大変過ごしやすい高原避暑地ではないかと考えられます。マレーシア移住を考えていて、ゆったりのんびり自然の中で過ごされたい方にとっては、キャメロンハイランドへ移住されるのもいいでしょう。
今話題のマレーシア移住で気になる点や気をつけていただいた方がいい点を、今回はご紹介させていただきます。
マレーシアはマレー系マレーシア人の方が約6割を占めているイスラム教の国なので、イスラム教徒であるマレー系マレーシア人の宗教上の決まりや、約束、習慣などを尊重して生活しなければいけません。
マレーシアは日本ではないので急病時や、けがなどをした場合、日本人の通訳がいる病院に行くことをお勧めします。
基本的に日本語は公共交通機関や病院も通じないので、急病やけがの際、日本人のスタッフがいない病院に搬送されて手遅れになってしまう場合もあります。
それはマレーシアの病院は先払い制なので、お金を持っていない場合、入院拒否もありれるからです。そのような理由で、緊急時には日本人の通訳がいる大きな病院に第一に行くことをお勧めします。
マレーシアで会社員の場合一定の健康保険が付き、軽い病気やけがなど、その会社の保険で賄えます。ただ会社の保険は一定額しか保証されませんので、検査や手術などの場合、賄いきれない場合があります。
そのような状況なので任意保険は必須になり、念のため入っておいた方が無難でしょう。
マレーシアでは日本と違って交通マナーを守らないため、事故も日常茶飯事なので、車の保険も同様に入っておいた方がいいでしょう。
移住したい国第一位のマレーシアへの移住は、家族移住は、リタイヤメント移住など今後も人気がありそうです。物価が安く生活費も抑えられる年中常夏のマレーシアでの老後の移住は、会社を退職されてゆっくりと過ごされたい方にお勧めです。
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