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    人が嫌い!でもどうすればいい?自分のニガテとうまく付き合うには

    人が嫌いだったり、人付き合いが苦手だったり…原因は様々で、必ずしも「治したほうがいい」とは言えません。しかし、「人が嫌い」なままでは生きづらい場面も。人との接し方で困った時はどうすれば?対処法や、自分を肯定して生きる術を紹介します。

    「人が嫌い」は克服すべき?

    人と人とのつながりは、生きていくうえで、なくてはならないものです。しかし、人付き合いが苦手な人、人の多い場所が苦手な人、また根本的に人が嫌い、という人もなかにはたくさんいます。そんな人嫌いな人はなるべく人と関わらず、できる事なら一人で生きていきたい、と思う人もいるかもしれません。

    しかし、人が嫌いだからといって、ずっと人と関わらずに一人で生きていくというのは難しいですよね。できることなら人嫌いを克服し、周りの人ともうまく付き合っていきたいものです。
    そこで今回は、人付き合いが苦手だったり、人が嫌いな人の特徴や心理、また人嫌いでも上手に生きていく方法についてみていきましょう。

    「人が嫌い」な人の特徴

    一人で行動するのが好き

    人が嫌いな人は、人とコミュニケ―ションをとることが苦手で、苦痛に感じてしまう人が多いです。ですので、人と一緒に行動してしんどい思いをするくらいなら一人で行動するほうがいい、という考えの人が多いようです。
    人嫌いな人は、学校や職場のランチタイムも、人と一緒に食べるより、一人で静かに食べるほうが落ち着くのです。人が嫌いな人は、人が多い場所や、集団行動が苦手で、休日なども一人で静かに過ごすことが多いです。

    人を信用しない

    人が嫌いな人は基本的に、自分以外の人のことを信用していません。人の言うことも基本的には疑いから入りますし、褒め言葉などにもなにか裏があるのではないかと思ってしまいます。「優しいね」と褒めてもらえても、人嫌いな人は素直に喜べず、そんなことしか褒めるところがないのだろう、などと思ってしまうのです。

    誘いに乗らない

    人嫌いな人が、誘いに快く乗ってくることはあまりないでしょう。毎回なにかしらの理由をつけて断ってくるか、誘われる前に姿を消すという人もいます。
    そんなことが何度もあると、良かれと思って誘っている人も、いやなのに毎回誘われる人嫌いな人もお互い嫌な気持ちになりますよね。
    なかには、はじめから「そういう集まりは苦手なので。」ときっぱり言える人嫌いな人もいるようです。

    消極的

    人嫌いな人は、基本的に人が嫌いで人と関わることを苦痛に思っているので、自分から積極的に人と関わっていく人は、まずいないでしょう。団体行動や、話し合いのときなども隅で意見することもなく黙っている人のほうが多く、周りの人から最後になって「居たんだ!」とびっくりされることも少なくないようです。
    人嫌いな人は、自分の意見を言ったり、自己表現をあまりしないので周りの人からも、接しにくいな、といった印象をもたれがちなところがあります。

    自分に自信がない

    まず、自分のことが嫌いな人は人のことを好きになれません。人嫌いな人は、自分に自信がなく自分のことを否定的に見てしまう人が多いようです。自分が自分自身に抱いている否定的な感情が、他人から自分に向けられている感情と同じだと思ってしまい、人と接するのが怖くなってしまうのです。
    また、人嫌いな人は自分にどこか自信のないところが一つでもあると、相手からもそう思われているんだろうな、と考えてしまったり、うまく目を見て話すことができなかったりするようです。

    トラウマを抱えている

    人嫌いな人の中には、昔、両親からの虐待があった、元彼(元カノ)からひどいことをされた、いじめられた経験がある、など過去につらい経験をした人も多いです。
    一度大きなつらい出来事があると、なかなか忘れられないし、トラウマになりますよね。もしそれが幼少期の思い出なら特に強烈な記憶になってしまっている場合もあります。それがきっかけで人が嫌いになり、人と関わることが怖いと思ってしまうのです。

    人が嫌いになってしまった人の中には、過去にひどい事をしてきた人と、いま目の前にいる相手を重ねてしまい、うまく接することが出来ない人もいます。
    また、親からの愛情不足なども人嫌いにつながることがあるようです。

    人が嫌いな人の心理

    人と関わるほど自分の嫌な部分が見えてしまう

    人嫌いな人はもともと、人と関わるのも人と会話するのも苦痛に思っているのです。人と関わっていくうちに、その人に対して疑いをもってしまったり、素直に受け止められない自分に嫌気がさしてしまいます。
    また、人と接するのが苦手で友達がいない人嫌いな自分と、友達がたくさんいてポジティブで明るい相手とを比べてしまい、普段気にならないこともで気にしてしまうのです。

    人が嫌いな人は、人と関わって普段みえない自分のいやなところまでもが見えてしまうくらいなら、はじめから関わらないほうがいいと思ってしまうようです。

    自分のことに踏み込まれたくない

    人が嫌いな人は、過去にトラウマがある人も多い、という話をしましたが、そんなトラウマを抱えている人は、自分の過去を隠したい、人に話したくない、バレたくない、と思っている人がほとんどです。人と関わることによって、自分を人嫌いにさせた原因である、過去のつらかった出来事を人に知られてしまうのも嫌ですよね。

    また、過去のトラウマを気にしている人嫌いな人は、人と深く関われば関わるほど裏切られた時の痛みは強い、とはじめから考えてしまい、人と深く関わるのを無意識に抑制してしまっているようです。

    なにを話したらいいのかわからない

    人嫌いな人は、基本的に人と会話する機会も少ないですし、関わる機会も少ないので、いざ人と話そうとしても何を話したらいいのかわからないことが多々あるようです。さらには人が嫌いなので、自分のこともあまり話したくないし、相手のこともそんなに知りたくない、という人が多いので余計に話すことがないのです。

    普通の人なら自然にできる世間話も、人嫌いであまり人と関わった経験のない人にとっては難しいのです。人嫌いな人はなにを話したらいいのかが分からないので、なかなか人と話せない、接することができない、と思ってしまうようです。

    「人が嫌い」なせいで困る場面は?

    美容室での会話が苦痛

    あなたは普段、美容室に行きますよね?
    髪を切ってもらっている間、たくさんお話をしてくれる美容師さんですが、人嫌いの人にとってはもっとも苦痛な時間のひとつだそうです。

    普通の人なら、話上手な美容師さんと話していると、だんだん楽しくなってきますが、人嫌いな人は「初めてあった人になんでこんな事しゃべらないといけないの」「こんな事聞いて何になるんだろう」などと考えてしまい、その時間が苦痛で仕方ないのです。
    話しかけてくれる美容師さんに、「喋らないでください」ともなかなか言えませんし、あまり人と話したくない人嫌いな人からすると、とても苦痛な時間ですよね。

    友達ができない

    人嫌いな人は基本的に、自分から話しかけることは苦手ですし、したくない人が多いです。人から話しかけられたとしても上手く返答できなかったり、愛想が悪くなってしまったり、なんてこともあるようです。
    いざ、環境が変わったりして、友達が欲しい!と思っても、なかなかできないことが多いのです。今まであまり人と関わらずに生きてきた人が、急に友達を作るというのはなかなか難しいですよね。

    仕事での付き合い

    人は、生きていくうえでどうしても避けられない人付き合いがありますよね。そのひとつが仕事での付き合いです。上司に誘われたら、毎回断ることは好ましくないですし、取引先の人との人付き合いも大切ですよね。
    普段、人とあまり関わっていない人嫌いの人からすると苦痛な場面です。

    どうしても我慢できないほど人が嫌いな人は、そのような人付き合いがない仕事を探すしかないですが、そのような仕事もたくさんあるわけではないので難しいですよね。

    お店で買い物をするとき

    衣料品店や、コスメ店などで商品を見ていると、必ずと言っていいほど店員さんが接客してくれると思います。店員さんは、それが仕事なのでしょうがないですし、普通の人からすると商品のことを詳しく教えてもらえたり、おすすめを教えてもらえたりして、ありがたいと思えますよね。しかし、人嫌いな人からすると、それさえも苦痛なようです。

    そういった場面では、なかなか店員さんに「話しかけないでください」とも言いにくいですし、困りますよね。人嫌いな人は買い物なども通販などで済ましてしまう人が多いようです。

    人が嫌いでも生きていくために

    まずは挨拶をしてみる

    人嫌いでも、少しでも人とうまく付き合いたい、と思っている人は、まずは自分から挨拶をするようにしましょう。いきなり、人に話しかける、となると難しいかもしれませんが、挨拶なら自然にできますし、人が嫌いでも簡単にできます。
    挨拶をされたからといって、相手の人が不快に思うことはまずありません。むしろ嬉しいはずですし、人に挨拶をした自分も気持ちが良くなりますよね。

    挨拶は基本的に初対面のときや、一日の始まりのときにします。
    挨拶をするだけで印象がぐっとよくなるので、そのあとの関係性にも影響します。人が嫌いな人も、人と初めて会ったときや、一日の始まりのときは、明るく挨拶をするように努力ぢてみましょう。

    自分の気持ちを受け入れる

    人が嫌いな人はまず、自分は本当はどうしたいのか、どう思っているのか、一度考えてみましょう。
    「本当は寂しい」と思っていたり、「友達が欲しい」と思ったりはしていませんか?そう思ってしまうことは、普通のことですし恥ずかしいことではありません。そう思う自分を認め、受け入れるのです。

    気持ちがスッキリし、なにかが吹っ切れます。そうすることで、今まで人が嫌いで、人と関わることにためらいがあった人嫌いな人にも自分から話しかける勇気が生まれるかもしれませんし、少し前向きな気持ちになれるはずです。

    質問をしてみる

    人とあまり関わったことのない人に、急に人と会話をしてみよう、というと難しいですよね。
    それなら、質問をしてみましょう。質問なら自然にできますし、タイミングなどを伺うのもあまり難しくありませんよね。仕事などでの疑問やわからないことでもいいと思います。
    まずは、気軽に質問してみることからはじめてみましょう。

    仲良しな人をつくる

    人の中には、接しやすそうな人、接しにくそうな人がいると思います。
    きっと、はじめから接しにくいとおもっている相手には、話しかけることは難しいですよね。なので、接しやすそうだな、と思う人でいいので積極的に話しかける努力をして仲良くなりましょう。

    まずは一人でも友達や仲良しな人ができると、その人の人脈などで新たに出会いがあるかもしれません。また、友達と話している姿を周りの人が見る事によって、話しかけられやすい雰囲気をつくることもできます。さらに、一人でも仲の良い友人ができることによってあなた自身、明るく、前向きな気持ちになることができ、今までの気持ちに変化がみられるでしょう。

    人を頼ってみる

    人嫌いなあなたは、今まで周りの人のことを頼ったことはありますか?人嫌いでもうまく人と付き合っていきたい、と思っているのなら、ぜひ周りの人に頼ってみてください。人の温かさを感じることができますし、人と人とのつながりの大切さを改めて実感することができます。
    また、頼ったり頼られたりすることで相手との間に信頼関係も生まれ、これまでの関係とは全く違うものになるでしょう。

    トラウマを克服する

    過去のトラウマが原因でいま人嫌いになっている人は、まずそのトラウマを克服することからはじめましょう。
    過去のことは過去のこと。と思えるのが一番なのですが、なかなか難しいですよね。
    大切なのは、昔あなたにひどい事をして、辛い思いをさせた相手と、今あなたの目の前にいる相手は別の人なのだ、ということを再認識することが大切なのです。

    トラウマの原因となっている相手がひどい事をしたからといって、全員同じ事をする訳ではありませんよね。周りにはたくさんの人がいますよね。なかには、ひどい人もいます。でも、きっと心が優しく、人が嫌いなあなたとも気の合う人だっているはずです。そういう人を見つけるためにも、人が嫌いなままでも、まずは人と関わりをもつことが大切なのです。

    人嫌いを根本的に治したいのなら、過去のトラウマを見つめなおし、克服することからはじめてみましょう。

    自分の「人嫌い」とうまく付き合おう

    ここまで、人嫌いな人の特徴や心理、また、人嫌いな人がすこしでもうまく人と付き合って生きていく方法などを紹介しましたが、いかがでしたか?いくら人嫌いだからといって、わたしたちが生きていくうえで、人との関わりを完全に断つことはできませんよね。人は一人では生きていけません。

    世の中は、人と人とのつながりで回っているようなものなのです。周りには何百人、何千人、何万人もの人がいます。人嫌いなせいで窮屈な思いをしたり、人と接することに怯えながら生きていくよりは、少しでも人とうまく付き合って生きていく方がいいですよね。

    また、人と人とのつながりは、人生を豊かにしてくれますし、あなた自身のことも成長させてくれることでしょう。人と関わることによって、今まで一人でいた時には見れなかった、たくさんの世界が見られるでしょう。
    人嫌いを少しでも克服したい、と思っているのなら、まずは、自分はなぜ人が嫌いなのか?を考え、人嫌いの原因を見つけて向き合いましょう。そして、すこしでも人のことを好きになり人とうまく関わって生きていくようになれるといいですね。

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