2018/12/27
新川理沙
2018/11/28 更新
支配欲の強い人というと男性を思い浮かべると思いますが、実は男性と同様に女性にも支配欲の強い人がいます。男性と女性の支配欲には異なる部分もありますが、基本的には同じです。今回は、支配欲の強い人の特徴や心理、支配欲が強くなる理由や上手な付き合い方まで解説します。
支配欲や征服欲という言葉は人間関係や恋愛関係でよく耳にするものでしょう。支配欲や征服欲は強いものになると相手や周囲を困らせるものになります。
そんな支配欲や征服欲をなぜ持ってしまうのか、その時の心理か気持ちのコントロールの仕方について今回は注目。
また、支配欲や征服欲が強い人との上手な付き合い方についても見ていきましょう。
支配欲や征服欲の意味には、相手を自分の思い通りにしたいという欲求が込められています。
相手を支配したい、征服したい…そんな欲求は誰もが少なからずあるかもしれません。しかしそれを実際に相手や周囲に出してしまう人もいて、そんな人は支配欲や征服欲が強い人だと周りから思われています。
恋愛において、支配欲や征服欲というものは誰もが一度は目にしたことがあるものになっているでしょう。支配欲や征服欲というものは、存在が近い相手に出てしまいやすいものになっていて、なおかつその存在が自分にとって特別だと強い欲求として出やすくなります。
支配欲や征服欲というと耳慣れない言葉だと感じてしまう人もいるでしょう。しかし、たとえば【嫉妬】を思い浮かべればなんとなく意味がわかるという人もいるかもしれません。
嫉妬の気持ちをコントロール出来ないと、相手に対してもっとこうして欲しい、自分だけを見て欲しいという欲求をぶつけてしまうこともあるでしょう。その欲求が強いものになっていくと、支配欲や征服欲というものに繋がっていきやすくなります。
支配欲や征服欲には対義語があり、【従属(じゅうぞく)】と呼ばれています。
意味は支配欲や征服欲と真逆のものであり、支配欲や征服欲の意味が「思い通りにしたい」というものに対し、従属は「従いたい」という意味になっています。
支配欲や征服欲は意味を知ると怖い心理に思えて気がしてしまいますが、そんな心理や欲求に従ったほうが安心である、従いたいという気持ちがある従属欲がある人もいるのです。
支配欲や征服欲が強い人の特徴や心理について見ていきましょう。
支配欲や征服欲がある人と上手く接していくためには、その人の特徴や心理について知っておくと接し方のヒントにもなります。
また、自分自身が支配欲が強い人になっていないか不安な人も、特徴や心理と自分を当てはめてみると、自分が支配欲が強い人になっているか見極めることが出来るでしょう。
支配欲が強い人の代表的な特徴や心理と言えば、自分中心の考えということでしょう。自分勝手であり、自分本位であり、何事も自分優先であることが大切である…そんな考えや心理の持ち主です。
自分中心に世界は回っているという心理の持ち主なので、周囲を支配したいという支配欲を自覚しているわけではないものの、必然的にその心理や考えから、周りを支配・征服してしまうことに繋がるのです。
確かに自分中心の考えの人がいると、その人に振り回されることが増えていきます。それに反発するとトラブルに発展することもあるので、ある程度はその人物に合わせてあげる…というのは、よくある人間関係の悩みで挙げられるものでしょう。
プライドが高いという特徴や心理を持っている人は支配欲や征服欲が強いという心理の持ち主であることが多いと言えるでしょう。プライドが高い人の中には他人を下に見てしまう人が多くいて、そんな人は周囲から支配欲や征服欲が強いと思われてしまうのです。
他人を見下す、つまり自分が上に立つトップの存在であり、自分が指示することが正解である、そんな姿が支配欲の強い人として見られることに繋がるのです。
自分が正義だと思い込んでいる心理には、支配欲や征服欲が含まれていることが多々あります。自分が正義だからこそ正しいし、周りが間違っているならば自分が正してあげたい…そんな心理こそが、支配欲や征服欲に繋がるのです。
また、自分の正義が絶対だと思いこんでいる人に多いのが、悪意もなければ善意であることが多いという特徴です。悪意もなく純粋な気持ちで自分の正義、他人の間違いを思い込んでいるため、自分の正義で相手を押さえつけ、無意識に支配しようとしてしまっているのです。
支配欲や征服欲が強い人の特徴には負けず嫌いという性格も多く挙げられるでしょう。負けず嫌いというのは他人に負けることがどうしても許せない、そんな性格です。
負けず嫌いの中には勝つために努力をする人もいて、正式な方法でしっかりと相手に勝つという人もいます。しかし中にはどんな手段を用いてでも勝ってやるという強い意思を持っている人も多く、その意思の強さが支配欲や征服欲に繋がることもあるのです。
嫉妬深い人の中には支配欲や征服欲が強い人が多くいると言えるでしょう。誰もが嫉妬心というものは持ち合わせていますが、その嫉妬心を上手くコントロール出来ないと、相手を自分の意のままに動かしたいと思ってしまう、支配欲や征服欲にまみれた人になってしまうのです。
特にこれは恋愛においてよく見られるものです。嫉妬深さから恋人の自由を奪ってしまう…それが原因で破局するというのはよく耳にする話でしょう。
また、中には友人関係において支配欲や征服欲を出す人もいます。自分と仲の良くない相手と親しくしてほしくない、自分だけと仲良くしてほしい、そんな欲求を相手に出してしまうのです。
支配欲や征服欲が強い人には、他人を見下すことの多い姿がよく見られるという傾向にあります。これも先程紹介した特徴や心理同様に、自分が正しい、自分が偉いという思い込みから、他人を見下し、自分の正しさを実感したいという心理の現れになっています。
他人を見下すことで自分の正しさを実感するということは、同時に他人に対して自分の正当性を押し付けることに繋がっています。この正当性を押し付けるという行為が、周囲から支配されていると感じられる理由になっていると言えます。
支配欲や征服欲が強い人の心理には、思い通りにいかないことに対しての不安な気持ちが密かに隠れています。自分が正しい、自分が思い描いた通り進むことしか認めないというのは、「想定外のことが起こった時への不安な気持ち」の裏返しなのです。
後述で詳しく紹介をしてきますが、支配欲や征服欲が強い人の心理の根本には、不安や自信のなさがあります。そんな不安や自信のなさを認めたくない、そんな心理をなくすために、周囲を支配・征服して、自分を安心させようとしているのです。
支配欲や征服欲が強い人の中には、暴力的な人もいます。何かと思い通りにならない、支配欲や征服欲が満たされないと暴力を行使して思い通りにさせようとするのです。
これは男性に多い特徴だと言われていますが、実は女性にも多く見られる特徴になっています。暴力は力の強さを表すものなので男性が注目されがちですが、力の弱い女性でも暴力を働いて支配欲を満たそうとする人もいるのです。
たいていの人の場合、暴力を振るわれてしまえば身の危険を感じて、とりあえずその場は指示に従うでしょう。そんな心理をわかっているからこそ、思い通りにならない展開には暴力を行使して支配欲を何としてでも満たそうとしているのです。
支配欲や征服欲が強い人、またはそういった心理を持ちやすい人は地位や権力を重視するという特徴があります。実際地位や権力があれば何かと思い通りに進められる展開というものは増えてきます。そんな地位や権力の力に酔いしれてしまっているというわけなのです。
そのため、これらの人は地位や権力を武器にしていることが多いため、思い通りにならない展開になってくると相手が持っていない地位や権力を駆使して相手を貶めようとしてくる姿も見られます。
この特徴を持つ支配欲が強い人は非常に厄介です。地位や権力を持つことは偉いという考えなので、そんな自分に歯向かう人は徹底的に支配しようと相手に固執する姿もよく見られるのです。
支配欲や征服欲が強い人は基本的に自分が正しい、他人よりも偉いという考えの持ち主なので、たとえ何か過ちを犯したとしても謝ることはほとんどありません。謝ることは他人に支配されること、という心理の持ち主だからなのです。
そのため、どんなに自分が悪いと内心では自覚をしていたとしても、プライドや考えが邪魔をして謝ることはほとんどありません。また、自分の正当性を押し付けるために相手を非難し、貶めることもあるでしょう。
なぜ支配欲や征服欲を持っている人は、その欲求を強く持ってしまうのか…その理由について見ていきましょう。
支配欲や征服欲というものは少なからず誰もが持っているものです。その中でなぜ一部の人が強い支配欲や征服欲に溺れてしまうのかは、他人も、そして当人も実はわからないということがほとんどです。
支配欲に悩まされている人は、まずは強い欲求を持った理由を知ってから対処を考えていくと良いでしょう。
なぜ支配欲が強いのか、それは人付き合いの仕方に問題があるケースがほとんどです。人との付き合い方がわからず、支配や征服という形でしか人間関係を築くことが出来ない、ある意味不器用な人なのです。
たとえば幼少期に友達が周囲にいなかったり、わがままな子供のまま大人になってしまったり…そうなってくると、人間関係の築き方について学べるシーンがほとんどないまま育っていることになります。
そうなると誰もが当たり前のようにやっている人間関係を築くという行為を今更学ぶというのもハードルが高く、自分の強い意思や主張、または権利などを駆使しての人付き合いの方法しかわからなくなってしまうのです。
支配欲が強い人の特徴や心理には、非を認めることが苦手という性格が隠れているのがわかります。非を認めてしまうと自分の正当性が失われてしまう、プライドが折れてしまう、それを恐れているのです。
そのため、自分が非を認めなくてもよく、プライドが折られる心配もない、そんな立場や環境を好むようになっていきます。その環境を築くために支配や征服という形で人間関係を築くようになっていくのです。
そもそも非を認める行為もプライドが折られるということも、経験をした人ならばそれが必ずしもマイナスに繋がることがないことは知っているでしょう。時にはプラスになることもあります。それがわかっていたとしても、一歩踏み出せないのが支配欲が強い人の心理なのです。
周囲や身近に支配欲が強い人がいる場合、上手な関係を築くためにはどうすればいいのか悩んだ経験がある人もいるでしょう。
支配欲や征服欲が強い人と接するのは何かと難しいものですが、接し方のヒントを得られれば上手な関係を保てるようになっていきます。
家族に支配欲が強い人がいる場合、心理や考えをまずは理解し、その上で自分が落ち着いて行動出来るかが鍵になっています。支配欲が強い人は上手く感情のコントロールが出来ませんが、それは家族の前だとより際立つことが多く、冷静に対処していく必要があります。
家族なので感情のコントロールがお互いに上手く出来ない場合もあるでしょう。しかし支配欲が強い家族の場合は自分以上に感情のコントロールが苦手なのだと理解し、とにかく感情を最低限刺激しない状態をキープしていくことが大切です。
また、支配欲が強い家族は家族だからこそ善意で「守りたい」という気持ちから支配しようとしているケースもあります。そんな善意を汲み取りながら、相手を安心させるように意識をして、自分の気持ちを伝えていくと良いでしょう。
友達に支配欲が強い人がいる場合、よっぽどお互いを信頼していない限り親密な関係を気づいていくのはやや難しくなります。友達は家族とは違い他人のようなものであり、友達が支配欲で自分を見ている場合には善意ではなく、自分のためにそうしていることがほとんどだからです。
限度にもよりますが、ストレスや悩み、または何らかのものに支障をきたす場合にはその友達と距離を取るほうが良いでしょう。もちろん素直に自分の気持ちを伝えることも大切で、その上で改善が見られないならば友達関係を続けていくのは強い我慢を伴います。
素直に気持ちを伝えて相手が改善したいと思うのであれば、それに寄り添ってあげてください。人付き合いの仕方がわからずに支配という形でしか人間関係を築けないケースもあるので、自分も仲良くする意思があるならば、寄り添って共に成長していきましょう。
支配欲の強さにもよりますが、恋人の場合だと支配欲に疑問やストレス、そして恐怖を感じる場合には恋人関係を早めに解消することをおすすめします。恋人という関係は家族や友達よりも特別だと考えている人が多く、恋人だからこそ支配して当然という考えもあるからなのです。
もし、恋人と付き合っていきたいのであれば自分の素直な気持ちを正直に伝え続けていきましょう。それによってさらに支配が強まること、または仲違いすることもあるかもしれませんが、自分の気持ちを伝えていかないと良い関係は築けません。
ただしすでに暴力を振るわれている場合は要注意。相手はすでに感情や欲求をコントロールすることが難しくなっているため、恋人だからといってそれを治すことはほとんど不可能に近いと言えます。距離を取り、第三者を通して話し合い、または専門機関に相談をしましょう。
職場に強い支配欲を持つ人がいる場合、相手との関係性によりますが出来るだけ関わらないようにすることが1番です。それでも相手から強い支配欲を振りかざしてくる場合には、とにかくあなたを支配したいという心理に駆られているため実力行使も考えましょう。
職場での強い支配欲というものは、パワハラやセクハラなどの問題に直結していきます。もし不快に感じる強い支配欲、または心理的に不安を抱くようなものがあれば、どんな些細なことでも記録をし、証拠を集めていきましょう。
そして仕事に支障をきたすレベルのことや、健康を損なうようなこと、心理的な強いダメージを折った場合には、必ず適切な機関、またはより上の立場の存在へと報告をしていきましょう。可能であれば転職を考えるのも1つの手段となります。
支配欲が強い人が身近にいる場合、対処法やコントロール方法を知っておくと良いでしょう。
対処法やコントロール方法がわかれば、支配欲が強い人に困った時の強い武器になります。
支配欲が強い人を上手くコントロールしていくためには、相手を褒めてあげると良いでしょう。基本的に支配欲が強い人は褒められること、自分を認めてもらうことによって安心感を得るのです。
特に支配欲が強い人の自信があるものや、自慢のもの、長所などを褒めてあげると一気に機嫌も良くなります。支配欲が強い人の心理には対人による不安もあるので、褒めることで不安な心理を取り除いてあげると良いでしょう。
もし相手が支配欲を振りかざしてきたとしたら、相手の興味がありそうな話題にシフトチェンジしていくのもコントロール方法としてはおすすめです。支配欲が強い時は冷静でないことが多いため、とにかく相手を落ち着かせてあげることが大切なのです。
相手の興味がありそうな話題を振ってあげれば、支配欲が強い状態が徐々に落ち着いてくるはずです。また、相手が自分の興味あるものを知っていてくれたという喜びが強くなり、心理的にも満たされていくのです。
支配欲が強い人との関係がそこまで大切ではない、または必要以上の関わりを持ちたくない場合にはスルーして相手をしないのもコントロール方法としては良いでしょう。相手にしないことにより相手を刺激することにもなりますが、続けていけば効果は出てきます。
支配欲が強い人は自分の感情を振るうことによって周囲が思い通りになる、ということを学んでいます。しかしそれに反発する人が出てきた場合、想定外のことが起きているので強い不安感に襲われるのです。
実力行使をしてくる場合もありますが、必要であれば適切な対処・対応をして、とにかく相手の支配欲に屈しない姿勢を出していきましょう。次第に諦めていく、またはその経験をきっかけに支配欲が落ち着くケースもあります。
支配欲が強い人には自分自身も強い意思を持って接していくというのも、支配欲が強い人への対処法、コントロール方法になります。支配欲が強い人は自分が絶対だと考えている人も多いため、同じような人が自分に歯向かってきたら、初めてその立場が揺らいだことを意識するのです。
何事も自分の思い通りになると思っていたので、自分に対して強い意思をぶつけて、折れることのない意思を見せつけられてしまえば、支配欲が強い人は心理的に強い不安感に陥ります。しかしこれは人付き合いにおいては当たり前にある人との意見のぶつけ合いなのです。
支配欲が強い人はある意味意思や意見を交換し合うということを知りません。他人の意見を知る、理解をする…それによって人は成長をしていくものです。強い支配欲を持つ人には頑なに自分の意思をぶつけてみることで、相手の支配欲を緩和させることに繋がることもあるのです。
支配欲が強い人がいる場合、距離を置くというのは実にシンプルな対処法になります。相手をコントロールする必要もなければ、相手との関わりも極力減らせるようになるため、心身ともに負担はかなり減っていくでしょう。
支配欲が強い人は相手の反応があってこそ成り立つものでもあります。しかし相手にされなければその心理や欲求が満たされることはありません。最初のうちは何らかの方法で支配欲を見せつけてくるかもしれませんが、それも徹底的にスルーしていきましょう。
満たされることのない心理や欲求は強さを増す場合もありますが、いつしかそれは自分にとっての疲れやストレスに変わっていきます。そういった負のエネルギーを持ち続けるのは不可能なので、次第に接触も落ち着いてくるでしょう。
続いて性別ごとに支配欲が強い人への注意点について見ていきましょう。まず見ていくのが支配欲が強い女性についてです。
支配欲が強い女性とはどんな接し方をして、どんな注意をしていけば良いのか見ていきましょう。
支配欲が強い女性には、出来るだけ否定しない姿勢を持つことが大切です。特に男性の場合、悪気なく相手の言葉や考えに対し否定から入る人もいるので、指摘された経験がある人はより注意が必要です。
支配欲が強い人の特徴には自分を正義だと思っているというものがあります。この特徴からわかるとおり、否定をしてしまえば感情が荒ぶり、余計にコントロールするのが難しくなってしまいます。
また、女性は否定されることにより、自分ことをわかってくれないというマイナス思考に陥りやすい傾向にあります。特に支配欲が強い女性は被害妄想が激しい場合もあるため、物事の言い方には気をつけましょう。
支配欲が強い女性は喜ばせてあげたり、サプライズをしてあげたりすると、上手く付き合っていけるようになります。これは喜ばせることにより、支配欲が強い人の特徴でもある不安な心理や欲求を満たしてあげることに繋がるからなのです。
また、支配欲が強い人は自分本位になりやすいだけであり、他人を全く考えていないとは限りません。喜ばせてあげることにより、相手も「自分も何かをしてあげたい」という気持ちを芽生えることもあるのです。
この気持ちや心理は支配欲が強い人が成長していくためにも重要なことになっています。他人に目を向ける、相手の立場になって考える…それによって支配欲から解放されていくことにも繋がるのです。
支配欲が強い女性はとにかく感受性が強いという特徴があります。感情的であり、感受性も豊かなので、些細なことでも感情に火をつけてしまう可能性があるということを忘れてはいけません。
そのため、何事も自分基準で物事を考えないということを自分の中でも意識しておくことが大切です。自分はこうされても平気だから、周りは平気だからきっと女性も大丈夫だろう…そんな油断が女性の支配欲に火をつけることになりかねないのです。
誰よりも感受性が豊かということは、誰よりも相手の気持ちや周りの気持ちにも敏感で、それでいて自分の感情をコントロール出来ずに苦しんでいることもあります。何事も女性の立場になって考え、彼女ならばどう受け取るかを意識して接していきましょう。
続いて支配欲が強い男性への注意点について見ていきましょう。支配欲が強い男性はやや扱いに難しいところがあり、時には暴力的な行動を取る男性もいます。
自分自身が女性という場合には、男性との力の差は歴然なので、上手な対処法を踏まえた上で支配欲が強い男性の注意点を意識して接していきましょう。
支配欲が強い男性と付き合っていくならば、プライドを激しく傷つけるようなことには気をつけましょう。特に男性はプライドを大事にしている人が多く、プライドを傷つけられることは男性としての恥だと考えている人もいるのです。
そのため、もし上手に付き合っていきたいのであれば相手のプライドや大切にしている考え、価値観を傷つけることは出来るだけ避けましょう。言いなりになるというわけではありませんが、プライドが折られる危機=支配欲が増す瞬間なので避けたほうがお互いの為にもなります。
支配欲が強い男性は目に見えてプライドがどんなものなのかわかりやすいとも言えるため、プライドがどんなものかわからない人はしばらく観察をしてみると良いでしょう。言動や大切にしていることなどが徐々に見えてくるはずです。
基本的に男性は褒められることで女性以上に喜びを得ると言われている生き物です。確かに単純な褒め言葉だったとしても、男性はすぐに喜び、テンションが上がるという様子はよく見られるシーンでしょう。
特に支配欲が強い男性は褒められることにより安心感を得るという特徴があります。心理的に不安に襲われているという特徴もあるため、褒められることで、男性としても、そして支配欲が強いという特徴を持つ者としても強く満たされていくのです。
この場合些細なことでも褒めることを意識しましょう。基本的に支配欲が強い男性は自分を褒めて認めてくれる存在を大切に思う傾向にもあります。上手く男性の支配欲や特徴を利用して、支配と従属の関係を築いていきましょう。
支配欲が強い男性には暴力を振るってしまう人もいます。男性と女性の力は大きな差があり、基本的に男性に女性が勝つことは出来ません。そのため、支配欲が強い男性から暴力の影が見えたら、身を守ることを最優先にしていきましょう。
支配欲が強い男性で暴力を振るう場合、それに従属してしまえばDVの関係が出来上がってしまいます。気づいた時には手遅れで、心身ボロボロの状態ということもありえるでしょう。でもそれは、男性の暴力をどんな形であれ【認めてしまった】から起きた悲劇です。
どんなに男性が大事でも暴力を振るわれれば女性は、そして同性の男性でも勝てないことがあります。大きな事件に発展してしまい、男性自身も後悔しきれない状態に陥ってしまうこともあります。そうならないためにも、暴力が男性から見えたらとにかく身を守るようにしましょう。
支配欲が強い人との恋愛について見ていきましょう。支配欲が強い人との恋愛は何かとトラブルに発展することが多くあります。
支配欲が強い人との恋愛をするならば、ある程度の覚悟、そして注意点を知っておくことが上手に付き合っていくコツにもなるため、意識しておきましょう。
支配欲が強い人との恋愛では、常に束縛や嫉妬深さは他の人よりも強いと考えておきましょう。そのため、今までの恋愛ではOKだったことでも、支配欲が強い人が恋人だとNGになるということも多くあるということを忘れてはいけません。
特に異性関係に関しては注意が必要になります。支配欲が強い人の嫉妬心というのは、常に強い不安感に襲われているとも言いかえられます。常に不安な状態であり、信じたいのに信じられない…そんな不安を常に抱えているのです。
そのため異性がいる場に行くことや異性の話題に関しては、相手の不安感を煽るかもしれないと考えておきましょう。恋愛に限らず不安な時に不安な話題は爆弾になりかねません。恋人を不安にさせないという意識をしていきましょう。
支配欲が強い人はリードをしたがるという特徴や心理があります。リードをすることで相手をコントロールしている気持ちになれて、支配欲が満たされていくというわけなのです。
そのため、極力相手にリードさせてあげることや、相手の望みを出来るだけ叶えてあげることを意識してみると良いでしょう。支配欲が強い人の心理には不安感がありますが、満たされていれば不安にもならず、支配欲が満たされた状態になり、スムーズな付き合いが出来るはずです。
支配欲が強い人との恋愛ではどんな時でも忘れてはいけないことがあります。それは恐怖を感じたら離れること、つまり別れることを意識しておかなくてはいけないということです。
支配欲というのは感情が上手くコントロール出来ないことや心理的に強い不安を感じた時に出てしまうものですが、だからといって相手を恐怖させていいとは限りません。強い恐怖を感じ、それが何度もあるのであれば、身の危険を守るためにも離れることが大切なのです。
恋は盲目と言います。特に支配欲が強い人はこの状態になりやすく、物事の善悪の見分けがつかなくなっていることがあります。取り返しのつかないことが起きる前に、距離を置いて相手の冷静さを取り戻してあげることを優先しましょう。
支配欲が強い人には意外な一面があります。先程から心理や特徴でも触れてきたところがいくつかありますが、より掘り下げて支配欲が強い人の一面を見ていきましょう。
支配欲が強い人の意外な一面や心理を見ていけば、上手に付き合っていくためのヒントになるはずです。
支配欲が強い人の特徴や心理には、常に不安感に襲われているというものがあります。常に不安感に襲われているからこそ、その不安感から目を瞑るために支配や征服という形で気持ちを落ち着かせようとしているのです。
また、支配欲が強い人の特徴には感情のコントロールが苦手というものが見受けられますが、この特徴に関しても感情をコントロールしたくても出来ないというのが実際の心理になっています。
感情をコントロールしたい、そう思っても常に不安感に襲われている状態なので、何か少しでも心配事や不安なことがあれば心理が刺激されてしまい、コントロールの手元が狂ってしまうのです。
支配欲が強い人の特徴は自信があり、プライドが高い様子が見られますが、実は本当は自信がないという心理の持ち主でもあります。自信のなさを隠すために大きく振る舞っているというのが本当の姿なのです。
特徴をいくつか見ていくと、確かに自分の自信のなさを隠すような特徴や行動が見られるのがわかります。本当は自信がない、でもそんな自信のない自分を他人に見せたくないし、見せたとしても他人から理解されるわけがない…そんな気持ちが支配欲に繋がっているのです。
支配欲によって他人を繋ぎとめ、自分の正当性を主張し続けていけば自信のない自分から目を背けられます。自信のない本当の自分を見せたくないために、支配者という仮面をかぶって振る舞っているのです。
支配欲が強い人の特徴には寂しがり屋というものがあります。寂しがり屋であり、でも他人との付き合い方がわからずに支配という形で接することしか出来ない…それが支配欲が強い人の本当の姿だと言えるでしょう。
支配欲というものは、そもそも他人あってこそ成り立つ欲求です。人を繋ぎとめたい、自分を認めて欲しい、そんな欲求を素直に表すことが出来ず、かといって他人から離れること、他人が離れることを恐れる寂しがり屋なのです。
特にこの特徴は男性に多く見られるものになっています。男性は素直に気持ちを表現することが苦手な人が多く、そんな寂しい気持ちを支配欲という形で表現してしまっているのです。
最後に、これまでの特徴や心理を見てきて自分が支配欲の強い人間かも知れないと自覚してしまった人もいるでしょう。そんな人は支配欲が強い自分をどう受け止めていくのか、またはどのように直していくのか、気になるものでしょう。
支配欲が強いと自分で感じたら、それを少しずつでも直していくことは出来ます。もちろん簡単なことではないかもしれませんが、特徴や心理を踏まえて自分がそうだと自覚をしたのであれば、直せる余地は十分にあるので安心してください。
支配欲が強いかもしれないと考えているならば、自分の意見や欲求を周囲に伝えることをある程度控えてみると良いでしょう。もしかしたらとても強い我慢に感じられるかもしれませんが、それが周りからすれば【丁度良い意見や欲求の頻度】になっていることがあります。
支配欲が強い人は必ずしも支配したいという気持ちからくるわけではないとも言えます。自分の意見や欲求を常に相手に伝えてしまうから、その圧を周りが感じ、従ってしまうケースもあるのです。
自分の意見を伝えることは悪いことではありませんが、意見や欲求を口に出す前に「これを伝えたら周りはどう思うだろう」と、ワンテンポ置いてから意見を伝えるかどうかを考えてみると良いでしょう。
支配欲が強い人の深い心理には不安な気持ちが常につきまとっていることがほとんどです。特に男性の場合は女性にように気持ちを素直に表せないと考えている人が多いため、男性に多い心理だと言えるでしょう。
ただ男性女性関係なく、支配欲が強い人は不安な気持ちを溜め込みすぎているという特徴があります。不安な気持ちを素直に吐き出すことが出来るようになれば、今よりも心が穏やかになり、支配とは別の形で築ける人間関係に気づけるようになっていくはずです。
不安な気持ちを吐き出すというのはとても怖いことかもしれません。それでも不安な気持ちを吐き出すことは悪いことではなく、プラスに働くことが多いのも事実なのです。勇気を出して不安を感じたら、些細なことでも口に出してみましょう。
支配欲が強いかもしれないと思ったら、自分自身を認めてあげることを意識してみてください。これは自分の良いところばかりでなく、悪いところ、不器用なところ、時には他人から非難されていることについて、しっかりと向き合うという意味です。
支配欲が強い人は非を認めることや、プライドが折れることを恐れていることがほとんどです。それは自分のかっこわるいところを認めることや、弱い自分を周りに晒すように思えてしまうからだと言えるでしょう。
しかしそれはかっこ悪いことではありません。非を認めることは大人であり、視野が広い人の証です。プライドを折ってでも他人を優先出来る人は心が広く優しい人になっていけるはずです。全ての自分を認め、支配欲を構成するものを少しずつ取り除いていきましょう。
支配欲が強い人の特徴や心理を知っていれば対処法のヒントになります。また、支配欲は悪いものでもなく、時には助けられる場面もあり、リードと言い換えられることもあります。支配欲が強い人の全てを否定するのではなく、上手な接し方で付き合っていきましょう。
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