2018/12/27
新川理沙
2018/11/15 更新
みなさんは居留守を使ったことはありますか?訪問者にバレずに安全に居留守を使う方法、さらに、居留守でしつこく訪問してくる勧誘やセールスを断るテクニックや悪質な犯罪から身を守る方法を詳しくご紹介します。特に一人暮らしの女性は安全のため必見です。
みなさんの自宅には「インターホン」はありますか。インターホンで相手の顔を確認し、今までに会ったことのない人であれば《居留守》を使いましょう。いきなり玄関を開けてしまうのは、犯罪などの被害に合うリスクが高いです。
また、このときインターホンは相手の顔を確認するためにのみ使用しましょう。応答するとドアを開けなければならない雰囲気になってしまいます。相手が犯罪者や悪質な訪問者であると想定して行動をとるようにすると、自然と犯罪などの被害に合う可能性を下げられるでしょう。
自宅にインターホンが付いていない場合は、チャイムは無視して《居留守》を使いましょう。全てが悪質な訪問者ということはないですが、大概のセールスマンや勧誘に来る人は、自分のトークを聞いてもらうためにも、こちらに玄関を開けさせることを初期の目的としています。
無視をすることは、自分に何か悪い影響がおこるのではないか心配な気持ちはあるかもしれませんが、こちらが《居留守》を使っても宅配便であれば不在票を入れてくれます。
また、知り合いならモニター付きインターホンならすぐに分かりますし、それがなくても電話やメールで訪問前後に連絡を取り合う事ができるのではないでしょうか。
犯罪の被害や悪質な勧誘に巻き込まれないためには、チャイムが鳴ったら玄関を開けるという習慣のある方は、今日からでもその習慣をやめて《居留守》を使ってみることをおすすめします。特に女性は凶悪犯罪などから身を守るためにも安易に玄関を開けないことが身のためになります。
セールスや宗教の勧誘は直接自宅に来られるため、断り方に困るものです。勧められると断れないのは日本人らしさでもあるかもしれませんが、「欲しくないものを買わされた」、「その気はなかったのに入信していた」ということは避けたいですよね。
セールスマンの訪問や宗教の勧誘は、《居留守》をしても繰り返し訪問にくる場合が多いです。こういった人たちは、直接話をすることで上手く相手の気持ちを自分たちの狙いどころに誘導するプロなので、一度無視してもこちらが玄関を開けるまで訪問しようと考えています。
直接話をするということは相手の商法など、うまい話に乗せられる可能性が高まるということになりもつながりかねません。こちらがこういう断り方で話をしようと考えていても相手はトークのプロなので、そう簡単には断る雰囲気を作らせてくれません。
あなたが過去にもし訪問販売や宗教の勧誘の際に、インターホン越しに断り方がわからず困ったことがあるというのであれば、1度目の訪問は《居留守》を使うと心に決めておくくらいが安全対策としては良いでしょう。
《居留守》を使うということは訪問者が来たけれど無視をすることですよね。相手に「罪悪感」を持ちながら無視をするという行為に、心がソワソワしながらも《居留守》を使ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
《居留守》は悪いことをしているように感じ、犯罪を犯しているのではないかと不安になることもあると思いますが、《居留守》そのものは犯罪ではありません。
見知らぬ訪問者に対し、玄関をあけるかどうかは自由です。自分の身を守っていくための手段の一つとして《居留守》を有効に使いたいですね。
《居留守》を使うということは訪問者が来たけれど無視をすることですよね。相手に「罪悪感」を持ちながら無視をするという行為に、心がソワソワしながらも《居留守》を使ったことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
《居留守》は悪いことをしているように感じることもあると思いますが、《居留守》そのものは犯罪ではありません。見知らぬ訪問者に対し、玄関を開けるかどうかは自由です。自分の身を守っていくための手段の一つとして《居留守》を有効に使いたいですね。
しつこい訪問をされる場合は相手に「完全に断った」という意思が伝わっていない断り方をしていると考えられます。どうしても無視ができないため《居留守》は使わないということであれば「断る」という意思をしっかり持ち、その気持ちが伝わる断り方をするといいでしょう。
「帰ってください」や「いりません。(加入する気はありません。)」などストレートな断り方をしたにもかかわらず、相手が無理やり押し寄せ入ってきた場合は、「不退去罪」や「住居侵入罪」が成立する場合もあります。あまりにしつこい訪問者は犯罪者になりうるということです。
しつこい訪問に対しては、こちらが迷惑がっているのに「訪問を続ける相手が悪い」という心で構えておいて問題ありません。玄関を開けることで犯罪被害に合うリスクが高まるため、玄関を開けての断り方は考えず、《居留守》やインターホンを使った断り方を優先しましょう。
ただし、《居留守》使った断り方は慎重に行わなければ相手にバレるリスクがあります。相手に《居留守》がバレることを避けるために注意していただきたいことを、のちほど「安全な居留守の使い方」と題してご紹介いたします。
訪問販売などを断るためと思い玄関を開けてしまうと、それは相手に販売や勧誘のチャンスを与えることと同じ行為です。セールスや勧誘であれば、相手にとっては仕事です。こちらの用意する断り方も相手には見透かされいる部分もあり、それを想定した上でセールストークをされます。
そのため、断り方の文言を考えておくよりも、訪問自体を無視する《居留守》を使い、仕事のチャンスを与えないことが訪問販売や勧誘業者を引き寄せないことにつながります。
訪問者が来たときに無視をする、つまり《居留守》を使うことは何も問題ありません。一人暮らしや、一人で過ごしている時間ほど、自分の身は自分で守るということが必要です。
《居留守》を上手く活用することで、しつこい訪問販売やその他勧誘業者を寄せ付けない生活を送っていきたいですね。これよりご紹介する「安全な居留守の使い方」は一人暮らしの方には特に読んでいただきたいと思います。
ご紹介する安全に居留守を行うための注意点などをしっかり押さえた上でしつこい訪問者を遠ざけましょう。
玄関のドアを閉めたまま外の様子を確認できる「ドアスコープ」はとても便利ですよね。ですが、「ドアスコープ」は外から覗くと中の様子がぼんやり分かってしまいます。つまり、《居留守》を使っていることがバレる可能性があります。
チャイムを鳴らし応答がない場合に《居留守》を使われていないかのチェックのために覗かれていることがありますが、悪質な訪問者の中にはチャイムを鳴らさず、こちらが在宅しているかの確認をしている場合もあります。
覗かれているのかどうかは、こちらからは見えていないので気づきにくいです。《居留守》をしていることがバレると、何度もチャイムを鳴らされたり、ドアを叩かれたりすることがあります。できれば「ドアスコープ」はガムテープなどで見えないようにふさいでおきましょう。
玄関に「テレビモニター付きのインターホン」は付いていますか。《居留守》をしていてもこちらから相手の姿を見ることができるため、どんな人が訪問しにきたのかがわかります。また、録画機能付きの商品も販売されているので、不在時の訪問者や訪問回数、日時等も後から確認できます。
今使われている「インターホン」がテレビモニター付きでなければ、新しく取り換えてみるのはどうでしょうか。インターホンがモニター付きというだけではセールスマンは追い払えませんが、犯罪者を引き寄せにくくするなどの防犯効果も期待できるでしょう。
取り付けには新しくねじ穴を開けたり、軽微な工事が必要となる場合もあります。賃貸物件に住んでいる場合は大家さんや管理会社に一度相談したほうが良いかもしれませんが、中には簡単に取り換えられるものもあります。
ネットでも1万円前後からテレビモニター付きインターホンは販売されているようです。もし、どのようなものを選べばよいか分からないと思ったら、自分の家についているインターホンの種類等を控え、家電量販店の店員さんに相談するのも良いでしょう。
引っ越しを考えているひとであれば、電気メーターの位置も内見時に確認しておくと良いでしょう。《居留守》をしても電気メーターの回転がある程度速いと、人がいるとバレる原因となってしまいます。
通行人の通る場所や玄関に隣接した場所に電気メーターが設置されていると、セールスや勧誘に来た人に《居留守》のチェックに使われやすくなります。
電気メーターは検針員に見やすいよう設置されていますが「検針員なら堂々と見れるけれど訪問者は普通は通らない場所」に設置されている物件もあります。特に一人暮らしで空き巣も警戒するのであれば、次回の物件探しでは電子メーターの設置位置も気にしてみると良いでしょう。
《居留守》を使うときには、中の音や光を外にもらさないことでバレる可能性が下がります。ですが、一般的な市販のカーテンで電気を付けていることが外からバレることのないレベルにするのは難しいです。せめて、カーテンの隙間から室内が見え無いようにしておきましょう。
光が見えると、おおよそ内部に人がいることが予想されますが、中の様子が見えなければ訪問者の予想は確信とはなりません。また、《居留守》を使うときには自分が移動することによって生じる物音はなるべく出さないようにしましょう。
チャイムをならす前に室内の動きをチェックされていた場合は、チャイムが鳴って《居留守》がバレることを警戒しても、すでに無視していることはバレているかもしれません。
ですが、こちらの様子を予めチェックする時間ももったいないと感じるような忙しいセールスマンや勧誘業者であれば、チャイムを鳴らしたときに動きを止めることで《居留守》がバレることを防ぐことができている可能性は十分あります。
居留守を使うのであれば、相手が去ったのか分からなければ、まだ相手が自宅周辺をチェックしている可能性もあるので、せめて10分~15分程度はじっとしていましょう。外の様子が気になるかもしれませんが、すぐにカーテンを開けて相手が帰ったか確認するのはやめましょう。
もしもその時に目があうとセールスマンならこちらに戻ってくるかもしれませんし、仮に訪問者が知り合いであった場合は感じが悪いなどデメリットが多いでしょう。
インターホンがあるから、《居留守》を使い続けても安心なのかというとそうではありません。
訪問者が来たら必ずどのような人が訪問に来たのかインターホンの録画履歴などを再生して確認しておきましょう。
同じ人が何度も来るのであれば、こちらが無視を繰り返しても何か応答をしないかぎり、しつこい訪問を続けられる可能性もあります。また、インターホンの録画履歴があれば訪問時刻も確認し、確実に在宅中に訪問されている場合は《居留守》や生活リズムがバレている可能性が高いです。
さらにこわいのは、女性の一人暮らしであればストーカー犯罪に巻き込まれる可能性もあるので、警察に相談することも検討すると良いでしょう。
また、違う人が頻繁に訪問に来るという場合は、犯罪者に狙われやすい行動をとっていたり、勧誘に来られやすい理由があるのかもしれません。本記事等を参考に犯罪や悪質なしつこい訪問から身を守るための対策を積極的に取るよう心掛けてみてください。
ただし、単純にセールスマンが多いまちに住んでいるということも考えられますので、可能であれば近所では同じように訪問者が多いのかを確認できると良いでしょう。
先ほど、相手がしつこい場合は、その相手を訴えることができることもあるとご説明しましたが、こちらはそういった手間をかけてでも相手を罰したいというのではなく、相手がしつこい訪問をやめてくれればそれで良いのです。では、やめてもらうにはどうすれば良いのでしょうか。
訪問者によりその心理は異なりますが、しつこい訪問者は何かを売りたい、勧誘したい、もし犯罪者であれば住人について知りたいなど、それぞれに目的があって来ます。しつこい訪問をしてくる場合には、この人ならその目的を達成できそうと感じさせる要素があるため訪問してくるのです。
初めから《居留守》をしていれば、多くても数回訪問されたあとには「目的が果たせる見込みはない」と思われ訪問はなくなるでしょう。ですが、一度会話をしてしまうと、訪問者に「今後も訪問を繰り返せば目的達成までいけるかもしれない」と感じさせてしまいます。
訪問者と直接会う必要がある相手であれば、電話や資料送付などそのほかの連絡手段を使ってこちらにアプローチをしてくるはずです。訪問だけを繰り返す人には、そもそも会う理由がこちらにはないことのほうが圧倒的に多いです。
なので、こちらが無視をしても特に悪影響はないでしょう。再度訪問されたときは《居留守》を使い続けていれば良いのです。
もし、どうしてもしつこい訪問がストレスで耐えられないのであれば、インターホン越しにきっぱりとした断り方で対応をします。
それでも帰ってもらえない場合や、再度訪問に来る人には相手を逆上させない程度に「これ以上訪問した場合は通報しますよ」ということを伝えると良いでしょう。
そこまですると、宗教の勧誘やセールスであれば来ることはないでしょう。もし、それでも訪問が続く場合は、相手は何らかの犯罪者である可能性も出てきます。身の安全を確保したうえで警察に相談しましょう。
一人暮らし世帯の場合は人の出入りが極端に少なくなるため、生活リズムがバレる可能性が高くなります。訪問に来る人は、複数箇所の世帯を回っている場合がほとんどです。
生活リズムがわかりやすい一人暮らし世帯の方が、ターゲットの在宅時間に効率的に売り込みや勧誘に行きやすいという点が狙われやすい理由の一つです。
ただし、悪質な勧誘業者や宗教の勧誘などのターゲットの傾向が「一人暮らし」というだけであって、訪問に来る人自身が「この世帯は狙いやすい狙い」と感じれば誰でも狙われる可能性はあります。では、どうすればしつこい訪問をやめさせることができるのでしょうか。
一人暮らしと思っていた世帯に「複数人の人がいる世帯」とわかったり、世帯の構成や生活リズムが分からないと感じたとき、犯罪者や勧誘業者は「面倒な世帯」と感じ訪問をやめる可能性があるのではないでしょうか。
訪問者を惑わす効果が期待できる方法をいくつかご紹介いたします。
当前のことですが、訪問者に室内の様子は見えません。「女性の一人暮らし」と思って鳴らしたチャイムに男性の声が返ってくることで、相手がこの世帯には男性も住んでいると思い、弱気になることが期待できます。
録音した音声であるとバレると困るので、返事の音声1通りだけでなく「忙しいので帰ってください」や「結構です」というような断り方のレパートリーを複数用意しておくと安心でしょう。
インターホンでの声が「生の声」か「録音したものか」というのは分かりづらいものです。また、録音する音声を考えるときの注意点としては、「インターホンでの対応後に玄関を開ける必要がなくなるような構成」で何パターンか用意ましょう。
現在では、インターホン自体に音声を録音しておく機能がついているものもあるので、自宅に異性を呼べるということであれば、それも活用できるかもしれません。
この方法は《居留守》がバレることがこわいため使いたくないけれど、上手な断り方が分からないため玄関を開けたくないという方や、いざ相手に訪問されたときにインターホン越しの断り方に戸惑ってしまいそうで不安という方でも予め準備ができるのでおすすめです。
録音を異性の友人に相談しづらいという場合であれば、親戚に録音をお願いするのも良いでしょう。親戚であれば、あなたの安全のためなら協力してくれるのではないでしょうか。
一人暮らしを把握されるのがこわいという方は、あえて男性ものの下着を他の自分の洗濯ものの一緒に干しておきましょう。男性ものの服を女性があえて着るというコーディネートはありますが、特に理由がなければ男性ものの下着を身に着ける女性はいないのではないでしょうか。
訪問をしようとした人が、「一人暮らしの世帯ではないんだな」「男性も住んでいるんだな」と思うことで、しつこい訪問が減るかもしれません。
生活リズムがバレることを避けるために、部屋の電気や空調設備は付けたままで外出する時間や日を作ってみましょう。訪問者はカーテンからの漏れた光や室外機のファンの回転をチェックし在宅時間を把握しようとしている場合もあります。
また、レースカーテンが反射タイプなら、日中は電気を付けず過ごせます。在宅中だからといって、レースカーテンも開けたまま洗濯ものの出し入れを行っている方もいますが、いつ誰が室内を見ようとしているかわかりません。カーテンの開け閉めには気を付けましょう。
悪質な商売や空き巣を行う犯罪者達は共通の「マーキング」と呼ばれる暗号のようなものを使い、そこの住人の家族構成などを記録・共有していることがあります。
ポストやインターホン、電気メーターのまわりなどにアルファベットや記号が書かれていないか定期的に見てみましょう。書かれていた場合は、すぐに消しましょう。
また、特に気になる訪問はないのに、「マーキング」をされていた場合は「空き巣」に狙われている可能性が高いです。日頃からの施錠を徹底することや、外出時にときどき電気を付けて出かけるなど、犯人に行動を把握されにくくするなど積極的に防犯対策を行いましょう。
引っ越すと1週間も経たないうちにNHKの徴収員に訪問されると思いますが、受信料を払わないつもりなら「テレビなどの電波受信機器を持っていない」ということを主張しましょう。受信機器を持っていることを認めると支払義務が生じるため、何度も徴収員はやって来ます。
NHK受信料は口座からの引き落としにしておけば、徴収員が来るということはなくなります。口座の引き落としにしているのに徴収員が来る場合は、詐欺グループ等の犯罪の被害に合う可能性もありますので、むやみに玄関を開けたりしないようにしましょう。
玄関を開けると、訪問者がこちらに直接的なアクションを起こせるようになります。《居留守》を使えば何もされずに済むのに、わざわざ玄関を開けることで大なり小なりの影響を受けることになります。
例えば、セールスマンの訪問は相手のセールストークを聞いてしまうと買わないといけない雰囲気になります。ですが、本来買いたかったものであれば、セールスマンが来る前に自分でとっくに手に入れているはずです。
相手はこちらがちょうど欲しかった牛乳やパンを売りに来るわけではありません。セールスマンにとって売りたい商品を売ることが目的です。買いたいわけではないものを買うことにならないためにも、《居留守》を使い相手に売りこみの機会を与えないようにしましょう。
また、宗教の勧誘の場合でも、こちらの対応もセールスマンが来たときと同様です。《居留守》が一番です。両者の大きな違いは、宗教の勧誘は信者の方が行っているため「この宗教を信仰するとあなたにもプラスになることがありますよ」という親切心から訪問されるところです。
話を聞いていると「とても親切にされた」「いい話だ」と感じ信仰を始める人がいます。宗教を信仰するかはそれぞれの自由ですが、訪問前の時点で信仰を始めたいと思っていないのであれば、訪問されても無視しましょう。《居留守》を使うことで勧誘をされずに済むでしょう。
性犯罪の多くが住宅内で発生しています。完全に施錠をしていれば、普通は被害に合いません。ですが、インターホンでは犯罪者に見えず、玄関を開けてしまうことで犯罪が発生するのです。
面識のない相手でも、気づかないうちに狙われていることもあります。インターホンのモニターだけで、犯罪者かどうかの判断はできません。怪しい人に見えなくても相手に面識がなければ《居留守》を使うことをおすすめします。
仮にこちらの《居留守》を使った相手が配達員であれば、不在票が入るだけです。そういった仕事で訪問をしている人たちは、次の仕事があるためこちらが《居留守》をしているかどうか、というところまで探ってきたりはしません。
空き巣などの犯罪者は不在時を狙っています。不在と思う時間にわざとインターホンを鳴らし、返答がないことを確認します。これを繰り返しデータを集め、こちらが不在にする時間帯を把握していることがあります。
《居留守》をしていると、不在だと信じきり侵入した犯罪者と鉢合わせとなり、思わぬ事件に巻き込まれる危険もあります。これを避けるために、窓を施錠していない状態で《居留守》は使わないようにしましょう。
また、日頃から玄関も施錠は確実に行うことを習慣づけておきましょう。また、最悪のケースを想定して、不審者が侵入してきた場合どのような経路で逃げるのかということも考えておきましょう。
犯罪に用心しておくことは悪いことではありません。自分の手におえないことが起きたときには通報する心構えもしておきましょう。特に一人暮らしをしている人が《居留守》を使うときには、ケータイがそばにあるとより安心して暮らすことができそうです。
空き巣対策に有効なのは、《居留守》を使いすぎないことだけではありません。例えば、施錠をしっかりしておくことや、先ほどご紹介したような男性ものの下着を干すなどして複数人が住んでいるように見せかけることは、悪質な訪問対策だけでなく空き巣対策にも有効です。
どちらにも共通している対策としては、外部からはっきりとした生活リズムや世帯構成がバレるような行動をしないことです。《居留守》やその他の防犯対策を上手く活用することで、犯罪者や悪質な勧誘業者に簡単には自分の生活環境が把握されずらくなり、狙われにくくなると言えます。
空き巣対策には、必ずしも《居留守》がダメということはありません。空き巣が侵入してきたときに鉢合わせにならないように気を付けるよりも、空き巣に侵入される前に対策をしっかりしておくことが大切です。
空き巣などへの防犯対策をしっかり行っていれば、《居留守》もより安心して使うことができるようになるでしょう。先ほどご紹介した「女性の一人暮らしでは、男性ものの下着を干す」などの行動は、訪問販売に対する対策でありながらも空き巣対策にもなります。
このように、共通する対策を見つけ実行することは有効です。共通する対策方法としては、「生活リズムや世帯構成がバレる」ということを避けるような方法となります。
自宅を出るときに、誰もいなくても「いってきます」と少し大きな声で言うようにするのも良いでしょう。また、自身のの生活スタイルがバレるかどうかという前に、きちんと外出時も在宅中も施錠をする習慣を付けるようにもしておきましょう。
居留守を使うことは「訪問者を無視する」という行為ではありますが、犯罪などの危険から自分の身を守るためにはとても安全で有効な方法であり、居留守自体は犯罪ではありません。居留守を使うときの注意点も参考にしていただき、より安心・安全な生活づくりをしていきましょう。
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みなさんは《居留守》を使うことがありますか。在宅中なのに相手に気づかれないように無視して過ごすことに悪気を感じ、つい玄関を開け対応してしまうという方も多いのではないでしょうか。
そもそも「居留守は犯罪に問われないのか」ということや、「居留守をすることにはどんなリスクがあるのか」ということも気になりますよね。今回は、《居留守》や「悪質な訪問者に対する安全対策」について広くご紹介いたします。自宅をより安心して過ごせる場所にしていきましょう。